(葉月廿参日 下弦) そっくりさん  経済

福田首相の国会答弁が始まりニュースでもしばしば取り上げられると、この人誰かに似ていると思ったら、香港の大富豪、李嘉誠(リ・カシン)だ。先日米国の経済誌「フォーブス」が発表した世界長者番付で第9位にランクされた長江実業の会長である。彼の場合はビジネスの成功でのし上がった大物だが、この一族はもう永久のリッチマンという座を獲得している。それは香港の税制である。

香港の法人税など一般的に税率が低いことはよく知られているが、相続税や長期投資課税もないということをご存知だろうか。さらに配当金や売買益、個人の受取利息もすべて非課税なのである。こんなマーケットがあれば、日本の金持ちは本気で香港移住を考えるだろう。しかも半年以上住んでいれば納税を香港に変更できるし、何もずっと香港にいるのではなく頻繁な日本への出張は可能なので、これを繰り返せば少々の仕事であればできるだろう。

正確には2006年まで最高税率15%の相続税があったのだが、これを廃止してしまったのだ。世界の投資資金を集められるのは税制の緩和が一番であることは古今東西をみても明らかだ。

でも香港では引き継いだ莫大な財産を減らすことなく、さらに膨らますことが可能なので、相続争いは血を血で洗う戦いになることもあるらしい。金持ちになるのも大変だあと言っているかぎりは、金持ちにはなれないのだろうなあ。
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