(葉月廿七日) 国技  スポーツ

相撲が国技と冠されるようになったのは、1909年に両国にできた巨大な建物に「国技館」という名前がつけられたから、というだけのことである。したがって正式に相撲が国技とは定められていない。日本の国技といえば、スポーツとしての柔道や剣道だろう。ところが、財団法人である相撲協会に対して、監督官庁の文部科学省は協会に多額の補助金を垂れ流し、なぜか脱税や暴力や八百長や賭博にも目をつぶってきたが、文科省すら国技として認定しているわけではない。

しかし、考えれば誰でもわかることだが、それまでモラルなど全くない者が、横綱になった途端に「品格」を要求されること自体無理がある。今回の時津風部屋の事件も世間では普通「リンチ殺人事件」と呼ばれる刑事事件であり、外部の人間を拒絶するその体質は、取材許可証を返還された元NHKの杉山氏のその後の言動を見れば、全く変わっていないことは明らかである。

弟子をとりさえすれば各部屋に現金が入るというシステムを続ければ、まさに「伝統ある相撲」をダメにするだけであり、そろそろ偽りの国技に騙されてはいけないということを声に出すべきではないか。
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