(長月壱日 朔) 微罪の実名報道  社会

本日の各新聞夕刊には次のような記事がある。
『警視庁麻布署は十一日、痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反の現行犯で、共同通信社××××××部記者××××容疑者(40)=東京都品川区戸越=を逮捕した。容疑を認めているという。調べでは、××容疑者は十一日午前五時すぎ、港区六本木三の路上で、杉並区の女性(22)と擦れ違った際に、尻を触った疑い。一緒にいた女性の知人の男性が取り押さえた。
 内城喜貴共同通信社総務局次長の話 誠に遺憾です。捜査の結果を待って厳正に対処します。』(共同通信による配信記事)

下着の上から触ったら痴漢(条例違反)、下着の中に手を入れたら強制猥褻(刑法犯)という区分があるが、記事というか警察発表ではありふれた痴漢行為だったようだし、この程度で実名報道というのは記者だからで、普通のサラリーマンであればこういう扱いは受けないだろう。そもそも釈放後この記者はどういう顔をして出社してくるのか、どのように社内処分されるのかも続報は期待できるわけがない。何よりいちばん気になったのは、《女性と一緒にいた知人男性が取り押さえた》という点である。横に連れの男性がいたのに、共同通信記者(40)は何故そんなことをしてしまったのか。明け方の出来事も考えれば、過労に基づく心因性の病気と考えるほうが自然である。

しかもこんな微罪で住所までさらす必要があるのだろうか。家族は肩身の狭い思いをしているはずだ。これが殺人ならば相手に対する被害が甚大すぎるので、家族にまで累が及ぶのはバランス上やむをえない。被害者側だけ家族が何十年にもわたって苦悩し続けるのだから、加害者側がその苦悩から逃れられるのはおかしい。しかし、微罪での「加害者住所報道」は無益なばかりか犯罪的だと思うがどうだろうか。
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