(長月壱拾四日 霜降) 干ばつ  経済

オーストラリアの干ばつが止まらない。特に南東部マレー・ダーリン流域はフランスとスペインを合わせたほどの地域で、オーストラリアの食料の約4割がここで生産されている。もう何年もの間干ばつが続いていたが、この春にようやく降雨があった。これで干ばつも終わりかと思ったら、この夏はまたしても記録的な少雨となり、現状では干ばつというよりも既に砂漠化ともいうべき状況のようだ。農民は次々と農地を棄て都会へ移動しており、農作物の生産は激減している。

世界全体の小麦に占める豪州の割合は10%程度だが、日本は小麦の輸入量の20%を豪州に頼っている。しかし、発展途上国の経済進展とともにこれまでの輸出に向かっていた農産物は自国で消費する割合が多くなり、輸出に回せる比率は年々少なくなっているのが現状なのである。となると、輸入に頼る日本の将来は果たしていかに?

将来を見据えた政策の欠如が、日本を再び食料危機に瀕することになりそうだ。
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