(如月壱拾弐日) 鳴かず飛ばず  社会

上記の「鳴かず飛ばず」という言葉を使った場合、あなたはどのようなイメージを浮かべるだろうか。広辞苑でも「長いこと何も活躍しないでいることを軽蔑していうことが多い」とされているが、本当の意味はそうではない。

「鳴かず飛ばず」は、『史記』に出てくる《三年不蜚不鳴》や『十八史略』にいう《三年不飛、飛將衝天。三年不鳴、鳴將驚人》(3年も飛ばずにいる鳥は、ひとたび飛べば天まで舞い上がり、3年も鳴かずにいる鳥が、満を持して鳴けば人を驚かす)に由来するのである。さすれば今が「鳴かず飛ばず」ということは将来の活躍に備えて訓練に励みつつ、じっと機会を待っている状態」なのである。

これはすなわち敬意を表していることに相違なく、ある意味「知る人ぞ知る」に似てはいないだろうか。しかし「鳴かず飛ばず」と「知る人ぞ知る」の相関を論じる人も少ないのが現状だろう。今の自分が「鳴かず飛ばず」と思っている人は、悲観的に見ているのだろうが、本当はそうではないのだから自信を持って将来を迎えたいものである。
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