(如月壱拾参日 春分の日) とんぼ返り  

朝6時に西宮にいて、昼の2時半には再び自宅に戻る。ごく当たり前だが、7時40分の新幹線で広島に向かい、宇品港で愚妻と娘をピックアップしたのが10時。途中30分のランチタイムを入れて4時間半で西宮の我が家に到着したのである。

朝阪急に向かうときは横殴りの雨で風は強く寒かった。飛び石連休とあってさすがに盆正月の混雑ではないが、何とかかろうじて「のぞみ」の自由席に座れた。西に向かい天気は回復するが、寒の戻りは少々風邪気味には堪える。「油断」も読み終えて、宇品の喫茶で遅い朝食を食べ、携帯に連絡すると10時前には着きそうとのこと。娘は宇品のイオンに行くものだと思っており、ウキウキ状態らしい。これから思ってもいないドライブが始まるのに、ちょっぴり可哀そうだが仕方がない。

「ママご用」と嘘をついて広島市内を北上。ようやく高速の入り口になると、あわてて「乗らない、乗らない」と懇願する。長男がたまたま関西に戻っているので会いに行くと、これまた無理やりの理由をつけて車は東へ。途中岡山で休憩したところ、広島に帰る、あっちと西を指差して母親にお願いしている。

山陽道を平均110キロへ走行し、宝塚インターから西宮の我が家へは本当にあっという間だったか、愚妻は思ったよりも早いと連発していたが、今までは盆正月だったのだから違和感があるのも仕方がない。ということは渋滞の負の遺産というのは大きいものである。

神戸屋のレストランで食事をするが、娘はあらぬ方向を見ていた。今から何が始まるのか分からない不安一杯の顔である。家に帰り、母親にいついつ帰ると繰り返し喋るが、本当のことを言えば可哀そうになる。しばしは慣れの問題である。
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