(卯月壱拾弐日) 一流と二流 その2  社会

そもそも普通の人間が2割5分なんて打てるはずがない。プロの投手の投げる変化球や140キロを超えるボールなんて、本物の打席に入れば恐怖で立ちすくむのが普通だろう。

しかし、この打率というのは普通の社会生活でも使えるのではないだろうか。つまり分母がいくら増えてもアベレージを長く保たなければならないということである。プロの世界でまぐれが許されるのは、せいぜい数度だろうし、社会人であれば入社1年目までだろう。

肝要なのは短期間の確率ではなく、長期にわたって分母がどんなに増えても確率が下がらないというのは、上司から見れば安心して見ていられるものである。所詮、割り切って考えれば、素人も玄人との差も、凡庸なプロと一流のプロとの差も数字で表されてしまうものである。
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