(皐月廿七日 大祓) ダイヤモンドと銀  プライベート

飲んで帰ってきて郵便受けを開けると、見慣れぬ手紙があった。お袋からだった。何かあったかと慌てて封を切る。酔いも覚めてくる。

《先日の手紙ありがとう、靖国神社のお札を送って頂いてありがとう。こちらも二人とも足は良くないけど、それなりに働いています。お蔭様で今年で二人が一緒になって60年になりました。・・・・・。80歳以上で百姓をしているのは○○(私の故郷)では私達だけと思います。・・・・・。貴方も血圧が高いので薬を飲んでいるようですが、これは遺伝かもしれません。私の母親もそうでしたから。・・・。皆が元気よく仕事ができることを祈ってます。お父さんが名刺を見て、仕事ができよるんじゃろかと一言、言っていました。ある本に、心、気、己、人とあって、心は大きく、気は長く、己は小さく、人は大きくということらしいです。今日は私の思いつくまま書きました。お米も少なくなったと思います。○○(私の愚妻)さんによろしく言ってください。》

思わず涙が出てきそうでした。本当に親はありがたいものです。80歳をこえてダイヤモンド婚式ですよ。なにかしてあげなくてはいけません。でも親はお米の心配までしてくれている。この両親の子供で育てられたことを誇りに思います。そんなことを考えていたら、私たち夫婦も今年で25年、銀婚式を迎えたことに気付きました。結構長くなりましたが、ダイヤモンドまでは遠いですねえ。
0

(皐月廿六日) 久しぶりの対面  プライベート

長男の誕生日祝いに食事でもしようかとこの週末は考えていたが、こちらが急な出張となり、愚息も会社のバスケットの同好会の合宿で那須のほうへ行っているようで、結局門前仲町のマンションに来てもらってお祝い金を渡すことにした。こちらも夕方に帰ってきて、雑用に時間がかかりそうで、結局食事もなしの短い対面で終わった。

一時の転職希望はなくなったようだが、現状に対する不満はあるようだ。というか少し仕事がきつくなったので、ペースが掴めないというのが私の印象である。本当はゆっくり食事でもして、飲みながら話を聞きたかったが、そういう時間も今日は取れなくて立ち話となってしまったわけだ。

しかし、愚息が社会人の先輩として親と接してくれるのはありがたいが、必ず母親を大事にしてといつもいわれるのは、よほど心配しているのかなあ。
0

(皐月廿五日) 出張  プライベート

休日出張である。場所は姫路。うす曇の東京を出て、コーヒー、サンドイッチの朝食を済ませると睡魔が襲ってきてZZZ。しかし休日とはいえ新幹線は新大阪までは混んでおり、特に若いスーツ姿が目立つのは、人手不足による残業の影響なのだろうか。とはいえ、移動中は本を読むとかではなく、専用ケースに大事にしまっているゲーム機を取り出して熱中している。まあ、おっさんも時々しているので文句も言えないなあ。

さて、久しぶりの姫路はゴールデンウイークに菓子の博覧会があったせいか、駅周辺が綺麗に整備されており、昔の田舎駅の趣は一掃されていた。新幹線口には新しいビジネスホテルもできており、少し活気も出ているようだ。そういえば松下が、尼崎に続いてのプラズマか液晶かどちらか忘れたが、TV工場を姫路に新設するらしいが、その準備も始まっているのだろうか。

ちょうど昼の約束してあった方との面談も無事終了し、本日の仕事は終了。しかし、ここまできて家に帰らないというと家庭不和の原因を作りそうだ。JR西宮駅で待ち合わせしたが、道が混んでいるということでなかなか来ない。ちょっといらいらして気まずいムード。単身やっているとずっといなくてもいいという気楽さもあるが、こうした状況を引きずるのが一番まずいのである。
0

(皐月廿四日) 深夜営業  社会

京都でコンビニの深夜営業に対して自粛の方針が出されるという記事を見たが、先日の記者会見で石原東京都知事もこの問題に対して,

《石原「一晩中開いているストアが都民にとってコンビニエントだと私は思いませんね」
――規制する考えは?
石原「これから庁内の会議を経て意見を出し合って、合議の末に基本的な姿勢を決めるべき問題だと思いますけれども。ただ、やっぱりネオンとかね、自動販売機を一晩中つけておくのはおかしい。この時代にね、余り人のいない大きな店舗が、明かりをこうこうとつけて朝まで開いているというのは、やっぱり意味ないと思うね」》

石原知事も新銀行問題などでどうしようもない意見を述べるときもあるけど、たまには良いこともいうものだ。

確かに新宿などの不夜城での営業はあるかもしれないが、マニュアル重視とばかりのどこでも24時間営業というのもおかしい。よそがやっているので止められないというのもあるだろうが、セブン、ローソンを尻目にここのところ好調の上田社長のファミマなどが先陣を切るのだろうか。

0

(皐月廿参日 下弦) 株主総会  経済

今日と明日が3月決算の会社の株主総会のピークである。電源開発のように世間の注目を浴びる企業もあれば、こじんまりと粛々と行っている会社もある。そんな会社に委任状を持って出席した。昔はよく法人関係者ということで参加していたが、ここ数年はご無沙汰していたのである。

会場に入ると社員株主が要所要所に配置されており、第三者は比較的少ない。定刻近くになると、ようやく席が埋まり始め開会である。議長の社長が緊張しながらもリハーサルも重ねていたのだろう、粛々と議事を進めておく。そしてメインイベントの質疑応答だが、あまりたいした質問もなく平穏のうちに、議題の採決へと進んでいく。「異議なし」の声と拍手の、いわゆるシャンシャン総会である。経営陣にはほっとしたことだろうが、毎年このために神経を使うことは変わらない。

企業の通信簿の発表会とも言うべき総会だが、また一年後にはどうなっているのだろうか。役員の方々、お疲れ様でしたね。
0

(皐月廿弐日) レベッカの資本主義  経済

ユダヤ人の始祖はアブラハム、というぐらいは知っている人は多いだろう。第一族長のアブラハムの息子がイサクであり、その妻がレベッカ(リベカ)である。レベッカは双子を生み、兄がエサウ、弟がヤコブである。エサウは狩りの名手で全身が毛で覆われていた。この双子の兄弟のどちらが族長を相続するかという問題が起こってくる。普通ユダヤ社会は長子相続であり、本来ならばエサウが相続するはずだった。

しかし、イサクの妻のレベッカはヤコブを溺愛し、イサクの目が見えないことをいいことに、相続の儀式にヤコブを兄そっくりの服装で送り込み、声も真似させ、さらに毛深い兄に似せ、ヤコブの頭と腕に子山羊の毛を巻きつけたのである。

こうして、レベッカはまんまとヤコブを族長に仕立て上げたのである。つまり、ユダヤ民族の最初の継承者が兄弟とはいえ、実は偽者だったということなのである。レベッカはユダヤ民族の最初の全てを相続したということだ。自分の営利のためには身内をすら騙す。やはり、ユダヤ人の資本主義というのはどこかで歪んでいるはずである、というのは穿った見方だろうか。
0

(皐月廿壱日) 新興国のインフレ  経済

奈落の底とまでいわれたベトナム株式市場がようやく落ち着いてきたようだ。しかし、新興国のインフレは深刻である。ベネズエラやウクライナは30%を超える消費者物価だし、スリランカやベトナムは20%を超えている。底までは行かないが二桁インフレの国はロシアをはじめ10カ国以上あるのが現状である。

インフレにはデマンドプル型とコストプッシュ型がある。一般的なインフレは前者のデマンドプルであるが、現在起きているのは景気が悪化している中でのコストプッシュのインフレである。この対応はきわめて難しい。新興成長国は過去10年ぐらいはどこでも景気好調が続いており、デマンドプルのインフレが起きており、先進国をやや上回るインフレ率だった。

しかし、ここ数年の商品市況の高騰により、コストプッシュ型のインフレが加算され、所得が低くエンゲル係数が高い新興成長国では、食料品の高騰を大きく受けている。経済全体がインフレを上回る成長をしていれば問題はないが、このコストプッシュインフレに苛まれる国の経済状況は悪化していくのである。

企業の利益が減少し、為替も自国通貨安になり、投資はダブルパンチを受けてしまう。特に輸入原油に対する依存の高いアジアや東欧などは要注意である。こうした事態を回避するには、金融引き締めをおこない、自国の通貨を上昇させることが多い。しかし、米ドルペッグが多い新興国ではなかなか難しい。

新興国投資という画一的な投資スタイルというよりも、新興国の選別が必要であるのは言うまでもないだろう。
0




AutoPage最新お知らせ