(皐月壱拾参日) 宮崎勤  社会

あのねずみ男が死刑に処されたという。犯罪の結果から遡ればごく自然な判決であり、刑の執行だったのではないか。遺族から見れば、なぜ犯行から20年間も生き延びられたのかという素朴な疑問しかないだろう。オタク文化の創成期とか性犯罪という一面だけが注目されてきた。しかし、あの事件は性的興味で終わった事件でもなければ、性的犯罪つまり強姦や強制猥褻で終わった事件でもない。誘拐と殺人という犯罪だったはずである。

事件を特殊なものとしか区分けするのは生きている人間にとっては、わかりやすいものである。しかし、長い間、裁判を傍聴してきた佐木隆三が「私もわかる。男だから。性的興味をもつことは。あれは明らかに性的犯罪で、謎はない。」と豪語するのはいかがなものか。TBS系の「ニュース23」で、上記のように嘯く彼になんら質問できないキャスターを配置していることを上層部は、オウム事件の坂本弁護士一家殺人事件の悪夢を忘れてしまったのだろうか。

もう何番目の死を迎えたのだろうか、あえて問う、この番組を一から出直す考えはないのだろうか。
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(皐月壱拾弐日) 地震の恐怖  社会

昨日TVで緊急地震情報が流れ、ここ門仲でも相当揺れた。しかもここは7階ということもあり、横揺れが長く続いた。東北が震源地なのにこの揺れでは現地は相当なものだというのが、直感で思ったことだった。あの阪神大震災の恐怖はトラウマで身体に記憶されているので、過敏になるのも仕方がないのだ。

さて震度6強となればNHKをはじめ、メディアは大忙しとなる。しかも昨日は土曜日とあって取材体制が手薄になってはずで、召集がかかっているはずである。一週間前の秋葉原の殺人事件といい、ネタに困る休日の事件としては最高の素材なのである。しかし、これは取材するほうの勝手な理屈であって、現場はとんでもないことになっている場合が多いのも事実である。

しかし、阪神の教訓で警察、消防そして自衛隊と救助活動のテンポは確実に向上している。あの山間部でピンポイントで遭難している車やバスを見つけるのは至難の業だが、よくやっているというのが私から見た目である。今回も新潟や能登と同じように過疎の地域で起きた直下型地震だが、極めて浅い震源なので立っていられない震動だったと思う。しかもこれだけの山崩れを日本で見たのは初めてである。今は雪解けの水をたっぷり含んだ地下水脈が、拍車をかけたものだろうが、あの温泉地の旅館がなぜもとあったところから、あの位置に流されていったか不思議でたまらない。あのせき止め池が原因なのだろうが、この想像を絶した土石流は、地震のあと少し時間が経ってからだろうから、沢にいるときはすばやく逃げるという行動が取られていたらと悔やまれる。

でも自然の前に人間の力は無力である。さらに日本に住んでいる限りは地震から逃れないことも事実である。
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(皐月壱拾壱日) IR&資産運用フェア2008  金融

東京に居る週末はだらだらしやすいので、できるだけ機会を見つけて外出するようにしている。今日は東京IPOというところの主催で、表題のセミナーが九段下であるというので参加した。東西線で一本というのも楽だしね。

12時からというので近くのドトールでゆっくりランチして入場したら、もう始まっていた。あれ?ま、いいや。最近の日本の株式市況はそこそこ堅調だが、回りの個人投資家の顔を見ると、どうだかな。出席者が少なかったのだけは確かである。年齢層は老若男女さまざまだったが、やはり男性のほうが多かったようで、あるブースが用意していた扇子は男性用があっという間になくなっていた。

5時までのロングランだっただけに、講師の質のボラが高く、特に最初の講師は「冗談はさておき」という言葉が耳に残る始末で、まともな話でなかったので、思わず持ってきた本を読んでしまった。ははは。そりゃ松岡正剛のほうがはるかに勉強になりますから。通産省の官僚から商品会社の会長さんになった方の話は・・・。東京金融取引所の「くりっく365」の話はあまり知らない世界の話だったので参考になった。

IRでは2社が個人投資家のために説明会を行ったが、ともに東証一部昇格のために株主数がほしいという理由のためである。一社はITそのもので説明会もなれたもので、CEOの精力的でシャープな説明は魅力だった。しかし、もう一社はやっていることは面白いのだが、こういう説明会には慣れていないという感じで、もう少し勉強してほしい。

最後は基調講演というが、要は自分をアドバイザーとして会員になってくださいというメッセージしか残らず、しかも客に配った資料はカラーではなくモノクロ。ここでケチっては印象が悪いのにねえ。

で、最後はプレゼント抽選会。これのために最後まで残っていたというのが本音だが、なんと任天堂の「DSライト」をゲットしてしまいましたよ。ラッキー!でも久しぶりの好天気で布団を干しているのを忘れてましたよ、あぶないあぶない。
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(皐月壱拾日) 悪魔の囁き  政治

ここのところ全国紙の紙面を北朝鮮に関する記事が目立っていたが、今日の急展開はどこか怪しい影が目立つ。政権末期状態の福田政権が、同じく名実ともにゴールまで半年になった米ブッシュ政権が最後にイラン侵攻の汚名を北朝鮮との正常化ではらそうという戦略に乗ったとしか思えない。親父ができなかったサミットの議長という名誉のために、同胞の命を粗末にするというのは、かえって親父の「人の命は地球よりも重い」という迷言に逆らうものではないか。

「よど号」の犯人の国外退去を交換条件に、経済制裁を解除するというKYさは前任者のKYの典型であった安部政権でさえ、拒否してきたのにこの豹変さには驚くばかりだ。米政権の花道のためには国の誇りさえもどうでもいいというこの政権に対しては、国民はやはり動かざるを得ないのではないか。

それにしても不思議なのは北朝鮮のほうである。「よど号」の犯人に対して、金日成は過大の待遇でもてなし、犯罪者として帰国させるなどは許さなかったはずである。犯罪者本人の意思があったとしても、あの儒教の国で親の遺言ともいうべき事項を反故するというのは、何かが起こっているということではないだろうか。最高権力者の重篤とか、内部対立激化とか。時間が経てば、事実が見えてくるだろうが、拉致被害者の家族会の人たちの虚ろな目を見ていれば、今回の決断がいかに「非国民」的なものであるか、わかるだろう。
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(皐月九日) さんぷんまる  社会

最近気になるTV番組に「大人のための3分教養講座・さんぷんまる」がある。NHK第一の木曜日の夜の10:45からの15分番組である。15分なのに「さんぷんまる」とはこれいかに、何だが、何のことはない、芸能人三人がそれぞれの趣味というかそれぞれのこだわりを熱っぽく語っているのである。今日はちょうど第10回で、八代亜紀、大沢あかね、そして、ルー大柴である。

始めは大真面目に本当に熱く、自らの趣味を語るのだが、その姿はだんだんと可笑しくなって、まことに心温まる番組なのである。それに輪をかけているのが、「ちんぷんまる」と「かんぷんまる」という見習忍者のとぼけた掛け合いも、ゲストの「熱さ」を根こそぎ否定するようなときもあり、これまた面白いのである。

裏番組で報道番組とは名ばかりの番組を見るぐらいだったら、夜の大人の教養番組としては、きらりと光るものがある。趣味とは芸能人ばかりでなく、心を豊かにしてくれるものである。
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(皐月八日 上弦) 行田  プライベート

大昔の蓮で有名な埼玉、行田に行ってきた。もちろん仕事だが、埼玉もこのあたりになると、一面田んぼだらけで青い苗が風にそよいでいる。また一角には麦が収穫時期となっていた。同僚がこれはすすきですかと聞いてきたのにはタクシーの中でこけてしまった。(苦笑)まあ、現物を見たことがない人にとっては判らないのでしょうが、少々程度が過ぎるなあ。会社のレベルが知れるとなれば、これはやばい、わっはっは。

ところがいきはよいよい、帰りは何とかではないが、5時の約束で姿が見えない。待つこと1時間半。都内であればさっさと出直すが、さすがにここまで来ると少しばかりは待つかということで1時間待ってダメだったら帰ろうとしたのだが、その6時に連絡が取れて、待っていてくれということになるが、それから30分も待たされるとは思わなかったなあ。しんど。

現れた社長は地元の有力者ということのようだが、事前の予想とは少しイメージが違って少々戸惑う。さらに話が脱線しそうだったので、早めに切り上げることにした。帰りは近くの駅まで送っていただき恐縮するばかりだが、なにか素直に頭が下げられない。やっぱり90分待たされて申し訳ないという言葉がないと、私も人間、辛いのよ。疲れたぁ。
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(皐月七日 入梅) S$S  ぐるめ

東京の仮住まいは門前仲町である。この町は隅田川を渡っただけで隣の中央区とは全く趣が違う。そんな町の一角にあるのが、この店である。店名から創造されるのはこじゃれたイタリアンとかだろうが、これが時代を感じさせる酒屋である。この2階で何名でお願いしますというと、他では食べられない品々が出てくる不思議な店なのである。

まずはマグロの中落ち。本当のマグロの骨の間の身をスプーンでそぎ落としていくのである。これが中落ちたる所以なのだ。これだけでもすごいが、他にも珍味がいろいろ。そして酒屋だけに東京でここでしか飲めないという「正金」とかがある。これ有名な「真澄」系の酒だが、これがすっきりした味で、いくらでも飲める「やばい」酒なのである。

今日は前の東京時代にお世話になった「40‘s」の集まりで、この会のゆかりの店で、私の歓迎会を開いてくれたのである。日頃は忙しい各人だが、なんと5:30スタートで始まったのである。ひとしきり昔話に花が咲いたが、皆さんとお会いできたことで東京に戻ってきたという実感がこみ上げてきた。

一次会の後に三人で近くの気になっていた「イベリコ豚」の店でワインを少し飲む。店員もなかなか愛想がよく、また来たい店だ。やっぱり門仲、只者ではない町である。
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