(皐月壱拾八日 夏至) ネット選挙  政治

週末とあって少し前の新聞を読み直す。ネットの時代なので、新聞というのは時間を追うよりも、こうした整理術の一つとなるのではないだろうか。今日読んでいたのは、米大統領予備選挙についてである。民主党の大統領候補となったオバマであるが、2月一月で55億円の寄付を集めている。これは73万人にも及び、そのうち100ドル以下が90%で、20ドル以下がその半分を占めている。5月の記事なので現在はわからないが、オバマは150万人以上から寄付を集めており、ヒラリーはその半分くらいのようだ。オバマはこれまでの利益団体とか労働組合とか大企業の寄付だけでなく、貧しいおばあちゃんが封筒にいれて送ったり、学生がVISAカードで送ったりする例が増えていることである。

まさに政治参加である。少しの金額ではあるが、有権者の関与度が高い証拠でもある。日本では選挙の公示になると、ネット献金だけでなく、候補者がメールで有権者とコミュニケーションをはかることさえ禁止されている。このネットの影響力を一番わかっているのはオバマなのだろう。つまり彼は21世紀の候補者であり、ヒラリーは20世紀の候補者、そして共和党のマケインはどちらかというと19世紀という按配みたいだ。

オバマは日本では黒人候補と称されているが、アメリカではアフリカンアメリカンで統一されている。実際父がケニア人で母は白人なのだから、黒人というのもちょっとおかしいかも。しかし、ヒラリーも禁断の木の実である人種問題に触れ、「恥を知れ」と罵ったことが結局敗れた最大の原因のように思える。もともとアフリカンアメリカンだってオバマが勝つとはあまり思っていなかったし、それよりもヒラリーを応援して民主党政権にすることが大事と思っていたようだし、こうした変化を起こしたオバマはやはり何かを持っているのだろう。
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