(葉月四日) 認知症  社会

いわゆる認知症患者がどのくらい世間にいるかご存知だろうか。今朝の朝日新聞によると、入院患者が83000人いるというのだから、この20倍はいるだろう、つまり170万人ぐらいか。75歳以上が1200万人だから、高齢者の1割以上が認知症というわけだ。

家族がいれば自立度2の行動や意思疎通に多少困難が見られるが、誰かが注意していれば自立できるレベルは何とかなるが、これが単身生活者になると自立生活は不可能になる。しかも自費で介護代を支出できる人は少ない。

さらに自立度3、つまり行動や意思疎通が困難で自立できず介護が必要な人となると、自宅でも対応は難しくなる。したがって、妄想や暴力、徘徊などの症状が重いときは入院治療が必要となる。

ところが世間では一般的でないこと、つまり厚労省がだんまりを決め込んでいることがこの10月から開始されるのである。実は診療報酬改定では、後期高齢者特定入院基本料を導入し、脳卒中や認知症の患者のうち、重度の意識障害、人工呼吸器装者などのない患者について、診療報酬が減額されることになっているのである。

この国で年を取ることは国からの福祉の恩恵に預かれないことを意味しつつあるのだ。
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