(神無月壱拾日 立冬) 世界経済の下方修正  経済

IMFが発表した最新の世界経済見通しによると、2009年の世界全体の実質経済成長率は10月8日時点の前回予測を早々と下方修正し、0.8%減の2.2%とした。一ヶ月で大幅下方修正というのはまさに異例のことである。特に先進国のGDP成長率はマイナス0.3%となり、1930年代の大恐慌以来のマイナスである。すなわちこの一月の変化は景気後退懸念から大恐慌時を超えるかどうかという次元に突入していったのである。

世界中の消費者のセンチメントは何を買うかという倹約ムードから、これから先どうやって生きていけばいいのかという大きな不安を抱いたものに変化していったのである。今回の金融危機に対しては、大量の流動性供給や資本注入によって修復の途についているが、金融機能の回復のペースは遅々としており、9月のリーマン破綻からまだまだ悪い状態だ。

経済の血液であるお金の巡りが滞っているのが現状であり、金融機関のバランスシートの改善だけでなく、経済全体の回復のための需要創造を世界中で早急に求められているのである。バブルの復活を恐れることなく、果敢に内需拡大の策を取らなければ、悲惨な状況が予測されるのである。
0




AutoPage最新お知らせ