(神無月廿参日 下弦) テロへの対策  社会

元厚生事務次官の連続殺人及び殺人未遂事件を受けて、麻生首相は日課としている自宅周辺での朝のウォーキングを取りやめたという。表向きは警備に負担がかかるということらしい。しかし次期米大統領になるバラク・オバマは自らを狙う暗殺計画が発覚したあとでも、人前に出ることをためらわなかった。いや、むしろ積極的になった。自らではなく、国内でテロが起きた場合でも、だからといって遊説を中止することはなかったろうし、相手のマケインも同様だろう。

それはいかに理由づけをしようとも、そこで逃げ出したならば「チキン」のレッテルを貼られて、その瞬間にリーダーとしての資質を喪失するからである。漫画好きの麻生首相は思わず「ゴルゴ13」でも思い浮かんだのだろうか、あっという間に尻尾をまいて逃げ出したというわけだ。

例の事件は私は巷言われているような年金憎しの犯罪ではないように思うが、それはそれ政府元高官が命を狙われたことには変わらない。テロリストという者は自分が行った行為によって、日本国首相がその日常を変えたと知れば、テロリストは快感に浸るだろう。テロリストに対してどういう「反応」を見せるかということには、専門家も含めて実に繊細に慎重に対応しなくてはいけないはずである。漢字が読めないというのはしゃれで済むかもしれないが、国家の組織に関する限りは、漫画の世界よりも真剣に行わなければ敵の思う壺である。
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