(神無月廿六日 勤労感謝の日) 感謝デー  スポーツ

勤労感謝の日に習ったわけではないだろうが、プロ野球のファン感謝デーはこの日に行われることが多い。特に今年が最後の年になった広島市民球場では初めて外野席も開放されて、約26000人が訪れたという。間近で憧れの選手に触れ合える経験をした子供たちは将来カープを担う人材になってくれるに違いない。50年の歴史は紆余曲折だらけだ。樽募金で始まった市民の力は昭和50年、1975年の夢にまでみた初優勝、黄金時代を迎えた80年代、世紀が変わり札束が飛び交う中で取り残され、万年Bクラスが当たり前になった。

しかし、そのユニホームの色ではないが、情熱の色である赤をファンは忘れてはいなかった。今シーズン最後の最後までクライマックスへの出場権を賭け、ファンはよき時代を思い出したに違いない。この赤いユニホームを考案したルーツ元監督が今年なくなったというのも何かの因縁ではないか。

時を超え、来年からは広島駅近くの新球場「MAZDA ZOOM‐ZOOM スタジアム」と命名される。新幹線で大阪方面から左手に見える新球場は、広島に来たり帰ってきた人の目を奪うだろう。青空や星空の下で天然芝で行われる野球こそが、本道であることは云うまでもない。それを市民が楽しむという本来の野球がそこにあるはずである。お疲れ様、市民球場様。
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