(卯月八日 宵月) 台湾帰属問題  政治

明日の憲法記念日を前に台湾で、不謹慎ではあるが面白い事件があった。日本の台湾窓口、交流協会台北事務所の斎藤正樹代表が1日、台湾南部・嘉義県での講演で「サンフランシスコ平和条約で日本が台湾の領有権を放棄後、台湾の国際的地位は確定していない」と発言し台湾外交部(外務省)から「我々の立場と相いれない発言で受け入れられない」と強い抗議を受けたのである。

確定していないという事実関係は全くその通りなのであるが、ここでも日本は本音と建前の使い分けをしてきており、台湾の帰属について日本は一切の見解を示さない立場だったのである。斎藤代表の発言はその点を踏み越えた形だった。この発言は、大陸の中国政府に対するジャブとしてはまことに効果的であるとも言える。中共の傀儡となりつつある台湾現政権にとっては嫌なことであり、こういう反応になったわけだ。

サンフランシスコ平和条約で日本が領有権を放棄したあと、国際的にはどこのものか確定していないということでは南樺太も同じである。仮の話だが、日本国が再領有を宣言しようとも不思議ではない。しかし、麻生首相におかれては、ロシア大統領がそこに乗りこんで招いた時に、唯々諾々と行ってしまい、かの国のメディアが「日本がロシア領と認めた」と報じたのだが、日本のマスコミは何もこれに関して報じていない。

領土問題は一歩先に出た方が勝つのは歴史の証明でもある。
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