(皐月壱拾九日 寝待月) 新型インフルエンザ拡大  社会

WHOが新型インフルエンザの警戒水準を最高度の「6」に引き上げた。冬本番の南半球で患者が急増しており、世界的な大流行と認定したようだ。ただ、健康被害の深刻度を「中度」としている。これは今回新設された基準でもある。正確な情報が求められるだけに、こうした基準は必要だろう。

さて、日本では徐々に感染患者が再び増加しているようであるが、これは公的機関の姿勢が県によって異なっていたからである。今日厚生労働省が全国の協力医療機関で、インフルエンザ患者全員の精密なウイルス検査を実施すると発表した。ということは、これまで季節性インフルエンザとして対処されたかもしれない患者が全国に多くいたということである。

そもそも県境で患者が相当数いたり、いなかったりすること自体、狭い日本ではおかしいと思わざるをえない。ということは、感染者数が多い都道府県ほど、自治体の対策が良く、少ないほど悪いということを示しているわけだ。現に、関東の自治体はほとんどが北米渡航歴のない人のインフルエンザ患者の遺伝子検査を拒否していた。これで関西で大流行と報道したマスコミの馬鹿さ加減が知れるものだ。

渡航歴のない上京した滋賀県民が新型インフルエンザに感染したことなどから、ここまで出鱈目なことはできないということになったのだろう。実態を隠していたのだから、これから首都圏でも患者数が増えるかもしれないが、それは役所の対応が上向いたということでもある。まあ、あまり目くじらを立てないで、冷静な対応が必要なのである。
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