(皐月廿九日 夏至) 細うで繁盛記  社会

6月17日静岡熱川の旅館「大東館」が東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。この旅館はテレビドラマ「細うで繁盛記」のモデルになったこともあり、高い知名度を有し、1984年には年収入高約14億3400万円を上げていた。しかし、86年2月には旧館「山水」において火災事故を起こし、焼死者24名を出す惨事となり、別館「熱川ロイヤルホテル」も休業に入り、遺族への補償、類焼したホテルへの賠償などを余儀なくされた。そこで、イメージを払拭するために全面的に建て替えを行い、94年2月ホテル名を「ホテルセタスロイヤル」(最盛期:客室200室、収容人員500名)に変更して営業を再開していた。

 しかし、再開後は長期にわたる景気低迷の影響で、宿泊客数が減少し、建替資金として調達した借り入れ負担が重く、コスト削減により顧客サービスが低下するなどして、近年の年収入高は7億円内外に落ち込み赤字が続いていた。さらにセタスロイヤル開業時に立ち上げた会員制リゾートクラブの預託金償還期限も到来し、退会希望者への償還債務も負担になっていた。帝国データバンクによると負債総額は約45億円。
     
「加代、おみゃーに食わせるメシはにゃーずら」というセリフを覚えている人も多いだろう。冨士眞奈美の憎たらしいセリフだった。このドラマが始まったのが、1970年だから大阪万博の年である。小生は中学2年である。

このドラマの冒頭に原作者の花登筺の詩が朗読されていた。

銭の花の色は清らかに白い
だが、つぼみは血のにじんだように赤く
その香りは、汗の匂いがする 

続きは明日。    
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