(水無月弐日 大暑) 通告  プライベート

茅場町のビジネスホテルの寝覚めは悪い。昨日の副社長の言葉が引っかかっていたせいかもしれない。空は相変わらずどんよりしており私の気持ちと同じようだ。

朝の会議の後社長室に呼ばれる。これまでの状況を考えると雇用を続けられないという。要するにクビである。確かに前兆はあった。口座に関してのバックオフィスとのトラブル。昨日新しい案件を持ってきたが、それも叶わず。同席いただいた上場会社の社長にも迷惑をかけたようだ。

全身から力が抜けるというのはこういうことだろうか。これからどうしようということしか思いつかない。

あちこちに電話をして吉報を待つことにする。しかし、今時半年で2回も会社を辞める人間をほいほいと雇う会社もないだろう。帰りの新幹線のなかも久しぶりにアルコールなしである。お先真っ暗というのはこのことか。憂鬱そのものだ。
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