(水無月廿日) 水の怖さ  社会

昨日の夜、頻繁に兵庫県西北部である播磨北部に大雨洪水警報が出され、川の水位が上昇しているとテロップで流れていた。しかし、今日のTVであれだけ悲惨な状況になっているとは思わなかった。わが国は山に囲まれた地域はどこにでもある。湿った空気が山の斜面にぶつかり、上昇気流となって雨のもとである積乱雲を次から次に発生させ、流域を土石流が襲う。先月山口県防府であった集中豪雨と全く同じである。

今回は熱帯低気圧から台風になったあたりから、どんどん雲が襲ってきたようだ。そもそも日本近海になって台風になるということは、その海域がとても暖かいということである。これでは無限のエネルギーを与えたも同じである。たまたま紀淡海峡という通り道があったために今回の被害があの地域に起きたのだろう。

しかし、真夜中の避難という最中に多くの人命が失われたというのは言葉が無い。一家全員という悲惨な状況とも伺っている。本当に御冥福をお祈りするばかりである。

四国の実家でも私が大学のときだったと覚えているが、地区の山手にあるため池が決壊しそうだという大変な水害があった。あれから両親も老い、いざとなれば思うように動けない年齢になってしまった。実家を離れた愚息に頼るほど落ちぶれていないだろうが、このような災害で命を落とすことは残念無念といういいようがないだけに、出来るなら我が実家を災害が襲うようなことは無いに越したことはない。
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(水無月壱拾九日) 続き  スポーツ

昨日の続きである。西条と対戦した千葉代表。八千代東。ノーシードながら激戦区千葉を勝ち上がってきた高校だけのことはあった。特にエースの村上。飄々と投げる姿はとても春夏通じて初出場と思えない堂々たるものだった。特にピンチで迎えた終盤、絶妙の牽制はそれだけでプロ並み。センスのよさが光る投手だった。最後もレフトが浅く守っていて走者の本塁突入は無理かと思われたが、レフトが痛恨のエラーでボールをそらし決勝点が入ったときも苦笑いで天を仰いでいた。そしてその後のピンチも防いで最少得点差で最終回に臨んでいる。

敗れたりとはいえ、その爽やかさは昨日の猛暑の中の一服の清涼剤だった。西条もあのチームと初戦ができてよかったのではないか。第1試合も第2試合も逆転勝利で、高校野球は何が起こるか判らない。現に今日は途中までいって雨のためノーゲーム。選手ばかりでなく、応援団も大変だろうし、日程を狂わされたそれ以降の関係者も今年はお天気に泣かされそうである。
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(水無月壱拾八日) 猛暑  スポーツ

昨日が立秋だったが、今日は関西も今年初めての35度を超す猛暑日となった。折から今日は高校野球の開幕で、この炎天下で球児たちが青春の一ページを駆け抜けている。ところで、奈良県では高校生の全国大会つまりインターハイがおこなわれており、野球部との待遇の差に不満を抱く高校生も多いのではないか。高校野球では高野連から部員たしか20人分の交通費や諸費が支給されているはずである。これはNHKや朝日放送など放映権収入があるせいだろうが、おなじ酷暑の関西の地で、あちらは全国放送されこちらは新聞の片隅になるという悲哀を感じているのではないか。そこには卓球でのオリンピック代表もいるのに。

そういうことはさておき、愛媛代表の西条高校は47年ぶりの夏の勝利を得た。平成の大合併で私の町は西条市に吸収され、本籍も西条市になっている。50年前の1959年には全国制覇も成し遂げた有名校で、野球王国愛媛(ちなみに都道府県の勝率は依然として全国一位である。)では松山商業と西条しか全国優勝していない。最近目立つ済美は駒大苫小牧に敗れて春夏連覇を逃し準優勝、昭和54年(だったと思うが)今回と同じ千葉代表の習志野に決勝で敗れた新居浜商業も準優勝だった。宇和島東は春に優勝したが、夏はあまり成績はよくない。常連今治西はなぜかベスト4あるいはベスト8止まりである。最も惜しかったのは東洋大姫路が優勝した(サヨナラホールランでの優勝はこれだけ)年の準決勝でエース三谷と東洋大姫路松本(確か阪急に行ったと思う)の投げ合いは事実上の決勝戦といわれた。う〜ん、高校野球の話をすると、365日書いても書き飽きない私である。

実は2000年に我が母校も甲子園に出たが、初戦で惜しくも敗戦。亡き阿久悠氏が翌日のスポーツ新聞にその姿を称える詩を書いていただいたのをはっきりと覚えている。しかし、近隣の高校が活躍するのはいいものである。もしかしたら私もこの学校に行っていたのだから、ははは。
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(水無月壱拾七日) ピーーーーー  社会

悲劇の妻から極道の妻?酒井法子の逮捕状が請求され事件の真相は一転してきた。夫の高相が逮捕されてそれが端緒で酒井に伸びたという見方そのものを見直す必要があるのではないか。

少なくとも「困った夫に巻き込まれた妻」ではなく、むしろ酒井側が主導していた可能性もあり、その背後には「組織」の気配すら感じられるのだ。警視庁が、東京都港区内の酒井容疑者の自宅マンションの部屋から、覚せい剤を使用した形跡がある吸引用のストローを押収していたことを捜査関係者が明らかにした。この部屋は酒井容疑者と長男が2人で住んでおり、同庁は酒井容疑者が自ら所持していたと判断し、逮捕状を取ったわけだ。高相はこの部屋には出入りしていなかったというし、自分が使用はしていないとも言っているらしい。

渋谷の繁華街を小分けにした袋にシャブを入れてウロウロするなどというのは摘発してくれと言っているようなものだ。しかしそれをしなくてはならない理由が高相にはあったのではないか。つまり売人である。自称プロサーファーの高相の収入については謎のままだ。しかも酒井と別居しているとすれば、ある程度家計は自立していなくてはいけない。別居しながらも実は酒井はシャブを夫に流して売人をさせていた可能性はないのか。つまり「気の毒な妻」ではなく酒井の方が「元締め」ではなかったのか。

というのも中央では伝えられていなかったが、酒井法子の弟が、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで、先月福岡東署に逮捕されていたのである。逮捕されたのは福岡市早良区室見1丁目、暴力団組員酒井健(たけし)容疑者(30)。7月17日に逮捕され28日に同法違反の罪で福岡地裁に起訴されている。酒井の一族が極道につながりがあるということは芸能界では公然の秘密だった。しかし、今なお弟が現役の暴力団員だったということには驚くほかはない。サンミュージックはどこまで知っていたのだろうか。

夫が職務質問されていた現場に酒井は男に連れられてきて、高相は彼を「社長」と呼んでいる。ここで既に酒井のバックには組織的な影が感じられる。その後明らかになってきた逃亡の鮮やかさで、影はますます濃くなる。ATMでカネをおろし、大量の逃亡のための衣装などを買ってトンズラこくなんて、まさに女優として極道映画を地でいっている。

酒井の逃走を組織が支えているのだとすれば、山梨県で携帯の微弱電波が見つかったという話もいささか怪しい。誰かがダミーでやった可能性もあるからだ。息子への電話は公衆電話からかけてきているあたりの周到さを見ると、あの女のイメージにだまされない方がいいようですな。
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(水無月壱拾六日) ヒロシマ  政治

核廃絶を訴えたオバマ大統領が広島に訪れることは無いように私は思う。原爆の実体験もない私だが、平和公園の原爆資料館に一度でも足を運んだ人と同様に、その傷みとか怒りとかを共有できると信じている。人間はこんなことをしてしまう悪魔でもあると。

原爆を投下したのは戦争を早く終わらせるためだとアメリカは強調するし、教育の現場でもそう教えている。でもあなたの国は過去にこんなことをしましたというのは、戦勝国でも敗戦国でも教えるべきだろう。

今日は静かに犠牲者の御霊に合掌するだけである。戦争の犠牲者は広島だけでない。長崎の原爆も、東京大空襲も、そして多くの日本の都市で無数の尊い命が奪われた。国家の指導者はのうのうと生き延び、末端の市民が一番辛い思いをするのはいつの時代も同じである。
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(水無月壱拾五日 望) タカベ  ぐるめ

関西で「タカベ」といってもほとんど通じない。夏場が旬のちょっと高級な魚、体長は25aぐらいで見た目は鯵に似ているが、白身の魚である。主産地が伊豆諸島ということもあり、関東地方中心に出回っている。おもに塩焼きや刺身にして食べることが多い。例年7〜8月にかけて漁期を迎えるのだが、今年は天候不順で海域がしけが多いようで出漁が少ないようで、卸値が高いらしい。小売だと一匹500円前後というのだから、お店で出てきたときは結構するはずである。

私がこの魚にお目にかかったのは、あの「厨」がまだ小舟町にあったときである。夏の魚ということで本当に美味しかったのを昨日のように覚えている。この時期は脂がのっていて本当に旬の魚なのである。

関西も今は「はも鍋」の美味しい季節で、それなりに楽しんでいるが、人間というのは勝手な動物で、無いものねだりとなりやすいのだ。
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(水無月壱拾四日) 裁判員制度  社会

マスコミでは始まった裁判員制度について、プライバシー違反すれすれの報道をしている。この裁判員制度、一冊で分かる本はないかと思っていろいろ探したが、結局裁判員法の条文を読むことになった。その70条1項にはこうある。

《構成裁判員及び裁判員が行う評議並びに構成裁判官のみが行う評議であって裁判員の傍聴が許されたものの経過並びにそれぞれの裁判官及び裁判員の意見並びにその多少の数(以下「評議の秘密」という。)については、これを漏らしてはならない。》

及びと並びにのオンパレードで何を言っているかよく分からない条文ですが、要は評議をしていて、裁判官は何を言っているのか、アホとちゃうか、とばれたらというか、具体的評議内容を言うと逮捕され、6ヶ月以下の懲役か50万円以下の罰金が科せられる(108条)のである。あの裁判官はアホだという秘密をばらした罪なのだ。

条文を読んでいくと、裁判員や元裁判員に余計なことを言わせない法律ということがよく分かる。裁判員のメンバーの名前を漏らしてはいけないし(101条)、マスコミは裁判員に接触してはいけない(102条)のである。ただし、本人ではなく家族はOKであるので、マスコミは家族に取材し、本人はそれとなく家族に打ち明ける以外に裁判官はアホという事実は発覚しない仕組みなのである。

裁判員制度は役人や議員の収賄罪や障害団体の郵便制度を悪用した郵便法違反などには参画できず、殺人など凶悪犯罪のみ参加できる。むごい事件にだけ参加しろというのだから、困ったものである。強姦殺人などの事件の詳細を冷静に判断できる人間がどれだけいるか考えたことがあるのだろうか。強姦事件の判決で「男性器は『幸いにして』挿入されずという…」などと平気で述べるアホな裁判官がいるのだけど。
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