(文月壱拾四日) 逆世代交代  政治

やっとの思いで当選した森喜朗元首相だが、政権交代してもまだキングメーカー気取りのようである。そもそもが密室の談合で森が首相になった時から自民党の崩壊が始まっており「自民党をぶっ壊」したのは小泉純一郎ではなく、森だということが、自民党のみなさんやその支持者たちにはまだわからないのだろうか。

報道によると、舛添厚生労働相は1日夜、東京都内で森元首相と会談し、28日投票の自民党総裁選出馬について「いろいろな人からいろいろと言われるが、自分は慎重だ」との考えを伝えたという。「ポスト麻生」として知名度の高い舛添氏が有力視されていただけに、不出馬となれば総裁選の行方は混沌としそうだが、この構図も実は森の暗躍で決まったらしい。舛添本人はやる気満々だったらしいのに。森が参議院の青木幹雄と語らって舛添を呼びつけ、不出馬を強制したというのである。

保守の旗を護るためにはまっとうな自民党が必要なのに、こんなことをやっていると本当に滅亡してしまうのではないか。「元首相」や「元参議院議員会長」などという肩書の連中が暗躍し、この期に及んで「派閥領袖の会合」の映像が流れる。頭おかしいんじゃないの。

皮肉なことに自民党ではこうした「先祖返り」がますます進んでいるらしい。まがりなりにも小泉チルドレンはまだ年齢が若かった。これから鍛えれば、自民党の新たな中核になる可能性だってあった。ところが、それらがことごとく落選して、比例でオノレを上位に位置づけていたような古色蒼然たる連中が生き残った。「逆世代交代」が起きてしまっているのである。
0




AutoPage最新お知らせ