(文月壱拾八日) 家族の生い立ち  社会

酒井法子の覚醒剤容疑は選挙報道さえも縮小させる騒ぎになったが、実弟の酒井健被告の拘置所での告白が週刊ポストに掲載されている。それによると、

<「家族の写真とかがありますから、自分が生まれた時から一緒だったんだと思います。はっきり覚えているのは、すごく優しい姉だったということです。おしゃれが好きで、私の女の子の服を着せてままごと遊びをしたり。枕元で寝かしつけてくれたり。一緒に風呂に入ることもありましたね」>。

酒井が芸能人として闇の世界に巻き込まれのではなく、闇の世界に気の毒にも生まれついた子が芸能界に入ったのである。それをやや裏書きするようなことを健被告の生母が告白している。

<「家族旅行は何度も行きましたよ。湯布院、雲仙、夏になると海水浴に青島とか。ただ若い衆がいつも一緒だった。子供たちへの影響?やっぱりあったかなあ。特に覚醒剤についてはね。よく家に中毒の組員が来とったんです。一度、その奥さんがあまりに酷いんで、いわゆるシャブ抜きの旅行に八女まで行ったことがある。その時はノンちゃんも一緒でした。>

これは戦慄すべき証言と言っていいのではないか。子供のころから覚醒剤が身近にあり、しかしその怖さも知っていたわけだ。だがそこに身を投じたということはある時期から酒井の考え方の「基本」がまずシャブにあったのだろう。

ただし週刊誌の記者ほど騙されやすいものはいない。先日の新潮の赤報隊の記事もしかりである。真実を詰めて、さらに詰めていってスクープをとるのだから。今回の『週刊ポスト』の記事が疑わしいと言っているのではない。もしこれが酒井健被告の真実の声だとすれば、今後各メディアはこの記事を無視してはこの事件を扱うことはできまい。扱わないとすればそれは週刊誌に対する蔑視というほかはない。自分達がいかに騙されやすいか。常にアンテナを張っておくべきなのだ。
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