(文月参拾日) 日経ビジネス  経済

4月の頃ややゆとりがあったので日経ビジネスの年間購読の半年分を購入した。今にして思えば、少々お高い買い物になった。(苦笑)今週の有訓無訓に靴下の「タビオ」の越智直正会長が掲載されていた。越智会長は愛媛県出身で、私の郷里とすごく近い。以前会社説明会でお会いして二回目にも私の顔を覚えていてくれて、最近故郷には帰っているかと聞かれた。会長は最近同級生は病気のことしか話さないと笑っていた。そんなこともあって近親感のある経営者でもある。

その会長が15歳のときに父親に死別されたというのは今日初めて知った。中学卒業と同時に大阪の靴下問屋に丁稚奉公に出されたという。独立後は靴下という廉価な業界で異色の経営をしており、私もいろいろな経営者とあったが、商人という意識が一番強い方ではないかと思う。越智氏はこう語る。「価格競争には底がない。とことん値段は下がっていく。一方、デザインを競う競争にも勝者はない。はやれば必ず廃れる。はやりだけを追いかけていくことはできない。価格競争もデザイン競争も必ず限界が来る。要するに不易流行です。」

さらに「生き死にを除いては、人は自分に解決できない問題はないということです。」越智氏は靴下問屋でのれん分けしてもらえると思ったのに、親方からある誤解でクビにされた。それから12足単位が常識の業界で一足単位で商売を始めたという。のれん分けであればこのような常識破りは出来なかったと述べている。「人生に棄物なし。全ての問題は自分がどう捉えるか次第。」今の私には心に染みる言葉です。郷里の先輩が叱咤してくれた。(禁酒再開1日目)
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