(長月廿六日) 即位20年  社会

今上天皇が即位されて20年である。昭和20年が敗戦の年であったことを考えると、この20年も同様に紆余曲折した時代であった。我が家でも次男が生まれたのが昭和63年の11月で、その時はすでに昭和天皇が病床にあり、いつ昭和が終わるかという頃であった。従って、次男の同級生は昭和63年、昭和64年、そして平成元年という混在している(いたんですよ、昭和64年生まれが。一週間しかないのにね。)。

現行憲法下で象徴天皇としてスタートしたが、20年前はまだ若いと思ったが、すでに70歳をこえられ、皇后陛下とともにお年を召されたなあというのが実感である。20年という月日で誰よりも日本国のことを考え続けた人生の皺が刻まれているようだ。今回の即位20年にあたっての会見全文を拝見するにしても、はっとすることまできちんと述べられていられることに、本当にご配慮というかお気遣いというか、頭が自然と下がるものである。

私にとっては阪神大震災の時、近くの体育館に見えられたときの姿が思い浮かぶ。防災服に身を固めた政治家のあほさ加減と異なり、ノータイで現れた時の拍手を私は忘れない。なによりも慰めを欲していた人たちにはそれで十分だった。日本国の精神的支柱こそ象徴天皇としての役割のようだった。

災害の多かったもの20年間には、私的にも問題を抱えておられる姿に自分を重ねる高齢者も多いだろうし、この高齢者が問題とばかり取り上げられる風潮に異議を唱えられた皇后の言葉に頷く人も多いのではないだろうか。過去に縛られることは大変だし、先のことばかり考えた方が楽かもしれないが、歴史というものがある限り、人はその上を歩いているものである。

ただ、即位10年の時がXJAPANで今回がEXILEですか、時代の流れかなぁ。
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