(神無月五日) 就活  社会

来春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日現在)は62.5%で、前年同期より7.4%下回ることが先日文部科学、厚生労働両省のまとめで分かった。下げ幅は、調査を始めた96年以降最大で、内定率も03年の60.2%、04年の61.3%に次いで3番目の低さとなっている。

しかし思うのだが、この就活で徹底的に商売をしているのは朝日も含めて各メディアである。オピニオン欄では就職活動中の学生たちが座談会をさせ、社説では<内定率急落―ロスジェネを再び作るな>である。

そもそもロストジェネレーションという言葉を作ったのは朝日新聞社で、確か『AERA』が最初だったはずだ。これらが若者たちの不幸を飯の種にしてきた大マスコミが生み出してきたことを、どうして誰も問題にしないのだろう。

大学2年生から就職活動をするとか、一度きりの就職時期を逃すと定職につけずに、生涯賃金で何倍もの差がつくとか、世界的にみて明らかに異様なこの国の現状を正面から論じ、大マスコミこそは『代案を出せ』と為政者に迫り、みずからも代案を考えるべきではないのか。真剣に考えずに、現状を商売のネタにしているにすぎないのではないか。
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