(神無月壱拾七日) ルミナリエ  社会

今年も神戸でルミナリエが開催された。今日から14日までの約10日間とのことだ。言わずもがな、これは1995年の阪神大震災の犠牲者を追悼するということで始められたものである。今年で15回目を迎えている。

イタリアのアートディレクターであるヴァレリオ・フェスティ氏と神戸在住の今岡寛和氏による光の彫刻作品と年末の神戸の風物詩となり、これを見るために週末の各鉄道の神戸線は混雑を極めるのである。当然JRをはじめ阪急阪神も協賛しているし、神戸の各企業も協賛金をだしているが、マンネリ化とこの不況でだんだんと資金枯渇になってきたので、昨年だったか、それよりも前だったか来場者に100円募金をお願いするようになった。

去年は確か8000万ぐらい集まったらしいが、警備費やなんやかやで5億円以上かかる行事なのである。確かに人が集まり、金も落とすのであれば企業もそれなりの見返り?もあるし、ということだろうが、やっぱりこういう展示は毎年と云うよりもアニバーサリーでやればいいのではないだろうか。

もともと鎮魂というけれど、本音は人が集まって少しでも稼ぎになればというじゃないかな。僕はそれを本来の鎮魂と違うのだからどうこう言うつもりもないし、好きにやればいい。ただ、昨日の今日ではないが、なぜイタリアから運んでこなければならないの?という素朴な疑問だけなのだ。

まあ話は違うかもしれないが、同じネタで何度も稼がないように自戒するのみである。自分の身の回りに「一生もの」と思って買っても、10年後には粗大ゴミになっているものが、世の中にはいくらでもある。

0

(神無月壱拾六日 望) 旧暦の優しさ  社会

世間は日銀の新手法で喧々諤々状態だが、ふと夜、空を見上げてください。澄み切った冬の空気にお月様が燦然と輝いておりますよ。昨日は十五夜で今日は満月、なんという美しさだろう。

そういえばこの月曜日の日経朝刊の「領空侵犯」というコラムで、彫刻家の藪内佐斗司氏が「伝統行事は旧暦で」というコラムを書いていた。意を得たり!

本当にそう思う。梅雨の鬱陶しい時期の七夕などその典型である。そもそも正月でさえ新春というのはあくまで旧正月の季節感であろう。2月の半ばを過ぎれば春めいてくる、東洋人はあの情緒をなくしたらいけないと思う。

別に中国に委ねるわけではなく、あくまで東洋人の美意識や季節感なのである。「雪月花」「花鳥風月」いずれも月が欠かせない。伝統行事は旧暦で行えば、いわば旬を感じることができるのではないか。一番おいしい自然の恵みを日本人はもっと誇りにすべきである。

東洋はあくまで西洋にはあらず。鳩山も「友愛」で東アジア共同体を語るよりも、儒教の「仁愛」で語れば、中国も韓国も一目置いただろうに。
0

(神無月壱拾五日) 技巧派?  金融

政府からビーンボールまがい(あくまで当人たちにとってでしょうか)のボールを投げられた日銀ですが、11時過ぎに緊急決定会合をすると発表。為替市場の混乱ぶりをみれば、日銀もしめしめなのでしょうが、今日はこの国の鍵を握っている10年国債の入札日ですよ。しかも10時ぐらいに発表してくれれば、いくらか対応できたでしょうが、一時間前では対応も限られ、業者は完全に梯子を外されましたので、お気の毒にということになった。国債消化の前線部隊の士気を落とすようなやり方はあまりほめたモノではない。

しかし、為替、株ともインパクトは大きく、ダレダレ相場が一気に野中の一本杉状態。量的緩和か、国債買入増額か、などと憶測を呼び、株はほぼ高値引け。そして2時から行われた会合の結果がでると、あれれ。3ヶ月0.1%の10兆円?という新しい変化球を投げてきたのですよ。剛速球が来ると思っていた各市場は一斉に総スカン状態。あれれ〜〜。

総裁会見の質問もいつになく怒気を込めたような質問も多いように感じたが、白川のお公家は言葉巧みにこれまた変化球。煮えにらんのう。しかし、よくよく考えたら3ヶ月のローテーションでエースがずっと投げるのだから、これはこれで勝率は確実にアップする。したがって監督やフロントはOKじゃないの?

でももう少し市場に優しいBOJであってほしいと思う。
0




AutoPage最新お知らせ