(弥生参日) 決算説明会  経済

久しぶりに経営者の生の声を聴こうと大阪市内へ。訪ねたのは靴下屋で知られる「タビオ」。ここの越智会長は日本の靴下業界のカリスマでもあるが、実は出身が愛媛県で、しかも私の実家のすぐそばなのである。上場会社でいえば往年の近鉄、佐伯勇氏以来のはずである。まあ、近鉄とタビオを比べたらかわいそうですが、越智会長の講演というか説明会に出席した人はその個性ぶりに驚くだろう。講演ではソックスとセックスとかいって大阪のおばちゃんを魅了する異色の経営者である。

さてご多分にも漏れず、タビオも靴下という季節商品だけに前期下期の暖冬にはお手上げだったようで、減収減益となっていた、しかし年一回の30円配当はしっかりキープで、4%台の配当利回りなので、長期保有の株主は大幅下落している中でなんとか配当だけは、という願いは叶ったようである。この減収減益の背景には中国製の靴下の圧倒的シェアがある。いまや日本で販売されている靴下の8割以上は中国製である。会長によると昔兵庫県の靴下業者は200社以上あったが、いまや13社となっているらしい。廃業に次ぐ廃業である。製造業の厳しさを物語るものだ。

しかも見た目は全く変わらないし、タビオが新商品を販売すれば、以前はかなり先行利潤がとれたらしいが、今では短いものでは1ヶ月で品質はまるで違うが、それらしき商品が店頭に並ぶらしい。消費者もはなから使い捨てという気持ちもあり、3足1000円以下の特売品で済ます傾向が多い。ここはロンドンのハロッズにも店を出しているが、品質の良さを買われてのことだった。(まあ、会長の娘さんがロンドンに留学していて、その綺麗な靴下に現地の人が飛びついたというのが発端ですが。)

タビオは今年3月に大阪難波のパークスタワーに移転した。それまでは出戸といっても大阪の人間でもすぐどこか思い浮かばない場所にいた。大阪のオフィス賃料も大幅に下がっているし、取引先のことを考えれば交通の便利なところへ移転も以前から計画していたようだ。会長もそろそろ息子の社長を一人前にとの親心もあるのだろう。

靴下一本で日本一のメーカーになった越智会長。日本の靴下業界のために執念を燃やしているようだが、故郷の大先輩としてお体に気をつけて下さい。
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4月15日 のつぶやき  

bozz56 http://twitter.com/bozz56
4月15日 つぶやきまとめ


17:52
早速購入(誘導されちゃったw)!習慣で参考文献をみて唖然。こりゃすごい!ゆっくり読みます。 RT @hga02104 『「松代大本営」の真実』(講談社現代新書、ガッキィファイターでのみ購読可、650円)を完成したことは私の生涯の誇り。あの10年間でしか書きえなかった謎解き。
2010/04/15 Thu 17:52 From web

01:56
@hga02104 誰かの「感動した!!」というようなものではなく、「心を動かされた」といっても、舌足らずな表現ですね。日本語は難しい、勉強します。でもこの取材力には本当にすごいし、こうした事実を知り得たということで感謝しております。
2010/04/15 Thu 01:56 From web hga02104宛

01:48
昔は日本でもあったのにねえ。最近球場に行かなくなったのは、あまりに五月蠅いためだ。RT @ycastercom: ピッチャーが投げる球の音が聞こえるんですよ。
2010/04/15 Thu 01:48 From web

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