(皐月壱拾九日) ベンチャー投資  経済

日本証券業協会が6月中旬に公開した協会規則の改正案が波紋を呼んでいる。企業が上場を目指す場合、上場前に個人から出資を募るのを禁じる条項が含まれているためだ。日証協は個人のベンチャー投資を縛る考えはないとしているが、そのまま規則が成立すれば、創業資金を個人からの出資で賄ったベンチャーは上場しにくくなるとの懸念が広がっている。パブリックコメントには予想以上の反対意見が協会に寄せられているようだ。そりゃ当たり前だ。

証券業協会の目的は未公開株詐欺を防ぐためだと言う。未公開株詐欺は今でも流行しているが、基本的には勧誘されている人の投資知識があまりにもお粗末なので、一般の投資知識や経済常識を高める策、騙される側の能力を上げないとどんな対策をしても砂漠に水何だけどね。

日本証券業協会の今回の案は、例えて言えば「振込み詐欺を防止するために銀行振り込みを全て禁止する」といったもので、詐欺師は別の仕掛けに変えるだけで、詐欺そのものには影響がないし、むしろ新しい仕掛けは一般の認知がないから詐欺はより増える可能性が強い。だいたい一般の人の便利となっている銀行振り込みが禁止されて社会全体が困るだけじゃないか。個人のベンチャー投資を縛る今回案も同じだ。

しかし証券業協会の会員つまり証券会社がこれまでもIPO(新規上場)銘柄の上場近辺時の株価を無理に吊り上げ、平均的なIPO銘柄の株価は半年経てば半値以下にまで暴落する状況を長く続けてきた。こうした手前勝手な態度ゆえに、新興株式市場の多くの銘柄の株価はずっと低迷し、投資家も殆んど離散してしまっていることの改善が先だろう。
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6月29日 のつぶやき  

bozz56 http://twitter.com/bozz56
6月29日 つぶやきまとめ


15:02
KDDI auの対応最低。すぐ電話しますで30分以上待たすのだから、三位から抜け出す可能性はないな。
2010/06/29 Tue 15:02 From web

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(皐月壱拾八日) 残念  スポーツ

決勝トーナメントの他の試合に比べればレベルは一段下だろうが、当事者の日本人には関係ない。少ないチャンスをものに出来なかったが、パラグアイのGKは結構小柄なので、あるいはと思ったが、駒野が外して万事休す。でも左上隅というGKの泣き所を思い切って蹴ったのだから仕方がない。92年ではバッジオが大きく外してイタリアをがっかりさせたが、誰も彼を責めるものがいなかったようにPKは運次第だから仕方がない。それまでに入れておけば良かっただけの話である。

終わってすぐパラグアイの選手が駒野を慰めていたが、なかなか出来るものではない。駒野と仲の良い阿部がThank Youと応えていたが、いいシーンだった。本当にご苦労様でした。あれだけ期待していなかった人たちを興奮のるつぼにさせるのだから、ワールドカップという魔物の深さを知る。大会前のあまりの不振が岡田監督に戦術の方向転換を強いたが、カメルーン戦の松井の絶妙のクロス、本田がきっちり決めた一点が全てを変えていった。パスが全く通らなかったが、その不利を走りまくって守備をした選手の献身的な運動量があっての決勝トーナメント進出だった。

ものごとは一気に開花することはあまりない。98年大会のアジア予選で苦労して第3代表を勝ち取ったのも4年前のドーハの悲劇があってのものだ。でもこのときも岡田だ、やはり彼は何かを持っているのではないだろうか。ともあれ、終わった。寂しくなるな。
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6月28日 のつぶやき  

bozz56 http://twitter.com/bozz56
6月28日 つぶやきまとめ


09:22
TVの左画面だけトラブル、9時まで大丈夫だったのに、一旦切って再びつけたらこのざまだ。Bayがおかしいのか、アクオスがいかれたのか。
2010/06/28 Mon 09:22 From web

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(皐月壱拾七日) 大企業の退職者  社会

NPO企業の職業訓練では外部の講師の時間がある。今日は松下、あ、パナソニックを定年退職して今は神戸で経営塾というNPO法人を立ち上げている上田氏が今回の講師である。話の内容は立派なものだし、特に批判しようもないのだが、やっぱり大企業を定年退職したDNAを意識せざるを得ないようで、会社という言葉が頻繁に出てくる。私たちはその会社からドロップアウトした、いや、させられた集団なんですけどね。

でも龍谷大学の学長が新聞広告の写真で腕を組んでいる姿を、それではえらそうに見えるとわざわざ連絡して、数日後に新しく笑顔の学長姿が掲載され、龍谷大学からお礼状がきたと実物を示しながら自慢するのはどうですかね。確かに笑顔は素晴しいが、腕を組んで自信たっぷりの姿に頼もしさを抱く人もいるだろう。人それぞれなのだから、ほっとけばいいのにとノンポリの私は思ってしまう。

でも高度成長期に松下に入社した人間にとって、経営の神様と云われた幸之助氏の存在は神を超えた存在だったのかも知れない。未だに松下政経塾やPHP研究所など経済以外で多くの松下語録を引き継いでいるし、裸一貫から世界のパナソニックを作ったのだから、ソニーや本田と並んで日本企業の優秀さを示すものである。

私は幸之助氏が住んでいた西宮市名次町のすぐ近くのマンションに1988年から数年間住んでいた。その間に幸之助氏が亡くなり、大邸宅の周辺道路が車両の通行禁止になり、住民ですとわざわざ断りを入れないと入らせないという処置にあったことがある。邸宅の周りはいつも数名の警備員というより社員と思われる人が立っていたのを思い出す。まるで松下神社を守るように。

なにかおかしいのじゃないかと当時は思ったが、大企業の家族意識というのはそういうものかも知れない。本人たちが好きでやっていれば勝手にやればいいのだが、普通に考えればやっぱりおかしいということになるのではないか。阪神大震災の時に辻調理学校の校長は芦屋の自宅をあとにして京都のホテル住まいにして、自宅は学校の生徒に警備させたという話も有名な話だし、やっぱり金持ちにならないとそういう身分にはなれないと云うことだ。
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(皐月壱拾六日) アメリカの地方財政  金融

ギリシャ国債のCDSが過去最高を更新するなど欧州債務問題の鎮火の兆しはない。しかしその陰で次の火種もくすぶっているようだ。アメリカの地方財政である。カリフォルニア州のCDSは昨年でも200BPほどあり、その頃のギリシャと比べても遜色なかったが、現在は300BPを超えている。これはPIIGSのポルトガルやアイルランドより上である。ちなみにミシガン州は250BP、NY州は240BPである。さらにカリフォルニアは世界七位の経済規模ということを忘れてはならない。

しかし債務の多くは地方自治体や関連企業が発行したもので、税収だけで債務の手当をするものでもない。たとえば道路の通行料などの収入も確保されているし、そもそもの債務の大きさはカリフォルニア州のGDPの1%で、ギリシャのように14%とは全くレベルが違う。合衆国憲法でも地方自治体の借入に関しては厳しい制限を規定しており、投資家は連邦政府は地方自治体のデフォルトを容認しないという前提で行動している。

しかし何が起こるかわからないのはサッカーだけでなく、金融の世界ではサブプライム、リーマン、ギリシャ問題とも初期の段階では誰もが軽視がちであった。世界にはきな臭いハンターがうようよしている。次はアメリカ地方債の出番ではないだろうか。
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(皐月壱拾五日 望) ドイツとユーロ  経済

1980年代、低成長と高失業率にあえぐ欧州は悲観一色だった。それがソ連の崩壊による東西ドイツの統合によって一変した。併合負担や当初のデフレ圧力が心配されたが、ドイツは実体経済中心の経済運営を貫き、中東欧のフロンティアが量的拡大となり、ユーロの誕生は為替リスクからの解放となった。

しかしこのユーロ体制が中東欧や南欧諸国の信用力を高めたことがユーロの悲劇の始まりでもあった。信用力が高まれば域内の政府や民間への貸し手の規律は当然ゆるんでくる。高いレバレッジ、すなわち借金経済がビルトインされ、単一通貨と金融政策の下でインフレ率などの域内格差が拡大したのは必然だった。

リーマンショックの金融危機のあとにギリシャ危機が現れたのは自然の摂理だったわけだ。そして金融危機対応の金融・財政政策の乱用で弱い輪から綻びが露呈し、いまやドイツは債務国の救済と国内の金融、財政立て直しの板挟みとなっている。政府が一旦肩代わりした民間債務の負担は、時期を経て再び国民に転嫁され、経済は長期低迷するという1980年代の繰り返しとなろうとしている。

1990年台にユーロがユーフォリアになったように、今度は新興国がその立場になろうとしている。しかしどこかで歴史は繰り返すことになる。
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