(卯月廿六日) ケン・グリフィー  スポーツ

イチローが尊敬するMLB、シアトル・マリナーズのケン・グリフィー・ジュニアがこのほど歴代五位の630本塁打という偉大な記録を残して引退した。このケン・グリフィーという名前を見ると、私は息子よりも親父を思い出す。次のオーダーをみると心躍るものがある。

1.ピート・ローズ:(サード)2.ケン・グリフィー:(ライト)3.ジョー・モーガン:(セカンド)4.ジョージ・フォスター:(レフト)5.トニー・ペレス:(ファースト)6.ジョニー・ベンチ:(キャッチャー)7.シーザー・ジェロニモ:(センター)8.デーブ・コンセプシオン:(ショート)

これは1970年代名将スパーキー・アンダーソンのもと一時代を築いたシンシナティ・レッズの「The Big Red Machine」メンバーである。もちろん代表的な投手は通算311勝のトム・シーバーである。ピート・ローズは例の野球賭博で球界追放処分となったが、史上最多の4256安打は栄光の記録である。そしてジョニー・ベンチは史上最高の捕手であり、殿堂入りした選手がキラ星のごとくいるなかで、地味ではあるがケン・グリフィー・シニアのプレーは職人技であった。このレッズは1978年来日したが圧倒的な力を見せ、野球好きの学生だった私には衝撃的だった。当時は広島が1975年の初優勝以来力をつけてきたこともあり、このCマークの赤い帽子は印象深い。

野球の二世選手のプレッシャーは本人では分からないものがあるが、ジュニアは父親を超える成績を残したことは彼の素質と努力の賜だろう。彼自身、プロスタートのマリナーズに移籍しての引退というのは幸せだっただろう。20年前にマリナーズで2番シニア、3番ジュニアで連続本塁打というドラマのような記録も残しているのだから。時代は流れていくが、プレーヤーの偉大な記録は残っていく。
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