(卯月廿八日) 携帯無料ゲーム  経済

TVでよく見る携帯無料ゲーム。フリーで配っているゲームを高い広告費を出しているのに何で儲かるのか、そう考えたことはないだろうか。この市場の主役はモバゲータウンを運営するDeNAとフリーじゃなくてグリー。両社のCMを見ない日はなく、売り上げと利益は急加速している。グリーは一気に東証一部に昇格するほどだ。

一方、DeNAは当初はオークション、次いでソーシャルネットワークサービス(SNS)の会社で会員収入や広告収入をメインにしていた。しかし競争の激化で収入が頭打ちとなり、ビジネスをオンラインゲームのMMOPRPG(大規模多人数同時接続型RPG)でメインとなっているアイテム課金型のビジネスに変えたのである。つまり無料でゲームを配って遊ばせるが、ゲームの中でより強く、時にはより可愛く遊ぶためには、有料のアバターや武器などのアイテムを購入しないと、ゲームがつまらなくなるような仕組みにしたわけである。このアイテム課金型の「無料」ゲームが、「無料をアピールするTVCM」につられるユーザーを増やしてゆき、儲かって儲かってたまらない状況にさせているのである。さらにゲームに熱中するユーザーのうち10代の若者が3割を占めている。携帯料金を多少なりとも負担してもかまわないという世代である。

このビジネスモデルは会社側にとって、とても上手い具合に出来ている。つまり課金は携帯電話会社が月次の携帯電話料として自動引き落とししてくれるのだが、ユーザーがアイテムを購入した時点で請求書も出さずに、いつの間にか課金してくれるのである。クレジットカードの売り上げの比ではない、非常に安易なシステムなのである。当然携帯キャリアも中抜きというか代行手数料を徴収出来るのだから、ゲーム会社共々儲かっているわけだ。でもマスコミでも取り上げられているように、こうした課金制度を問題視する声も大きくなっており、近い将来世間常識並みに改善させられることになろう。ビジネスで被害者が出てくれば、一時的に儲けられるが、最後は社会的制裁を受けるのが今の日本の風土だからだ。
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