(水無月壱拾日) アップル好調  経済

アップルが昨日発表した2Qの決算が過ぎ事になっている。売上高が前年同期比で61%増の157億ドル、3ヶ月で1兆3660億円を売り上げるのだからすごいの一言である。さらに純利益は32億5300万ドル、唖然とする日本企業が目に浮かんで来る。これには例のiPadが寄与していることは云うまでもない。さらにもう業界では言い尽くされているが、主要部品のメーカーは、液晶ディスプレイがLG(韓国)、フラッシュメモリーがサムスン電子(韓国)、タッチパネルが勝華科技(台湾)、DRAMがサムスン電子(韓国)、電源管理チップはダイアログセミコンダクター(独)と全く日本製品が入っていない。おっと間違い、TDK子会社のアンプレックステクノロジーのバッテリーだけだが、同社は台湾法人である。

総務省が同じ20日に情報通信技術(ICT)関連製品の国際競争力に関する調査結果を発表した。ICTって最近NTTコミュニケーションがよく使っているなあ。それで調査対象の35品目のうち、液晶テレビや携帯電話用液晶デバイスなど約半分の17品目でシェアを落としている。先ほどの韓国や台湾メーカーが力をつけてきているのである。たいたいアップルが日本製品を使わない理由ははっきりしている。価格が高いからである。

iPadは500ドルぐらいだが、原価は半分らしいというのが大方の見方である。でないとあんなにアップルが儲かるはずがない。これまでのiPhoneの商売をみていれば、普及に合わせて段階的に価格を引き下げるだろうから、需要に対応できる供給能力と低価格が部品調達の鍵になるわけで、とてもじゃないが日本製品の出る幕はない。

だったらアップルを上回る製品を作ればいいのだが、アップルを上回る魅力のある製品はなかなか出せないだろうし、そもそもが利益率が低いのであんな高収益はたたき出せない。それにしても大手電機メーカー(たとえばソニーとかね)が世界シャアを落とした後も、日本の電子部品会社は生き残って勝ち組と云われたが、iPadの中身を見れば将来が危ういし、企業によっては負け組になりかねないのだ。

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