(葉月廿弐日) 独WestLB身売りへ  金融

ドイツの公的セクター銀行であるWestLBが身売りに向け正式に入札プロセスにかけられることになった。実は1995年から1999年にかけ私はこの会社のインベストメント・バンク部門に在籍していた。社会人になった山一證券といい、私が属した組織がまた一つ消え去ろうとしている。WestLBは私が入社した頃は「西ドイツ州立銀行」と云われ格付けはAA+と高く、当時は円金利でマイナス調達が可能となっていた。そして安い金利で調達した金利で消費者金融をはじめノンバンクに貸し付けを行なっており、大幅な利鞘を稼いでいた。

しかしその後本体がうまくいかなくなり、ユーロ統合で政府の支援が削減されるプロセスのなかで州立銀行の役目を終えようとしているわけだ。WestLBは最大手のランデスバンクだけにそのほかの州立銀行にも影響を与えそうだ。問題を抱えているドイツの州立銀行の整理に向けて動き出したということである。最大の出資者であるノルトライン・ウェストファーレン州や地域の貯蓄銀行は、金融危機の際に提供した公的支援についてEUの承認が得られることを条件に同行の入札プロセスに着手し、入札の締め切りは10月28日である。さてどこが買い手になるのだろうか?一人のOBとして注目している。
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