(神無月七日) 杉並学院ゴルフ部  スポーツ

杉並学院と云えばゴルフの石川遼の出身高校であることで有名だ。2007年に彼が高校一年でプロトーナメントを制したが、その翌年の4月から同校のゴルフ部のコーチに就任したのが鷹巣南雄である。鷹巣と云ってもプロの優勝は5勝であり、今時の高校生ゴルファーは全く知らないだろうし、その親の世代の30代も知らない人の方が多いのではないか。しかし試合にいくと役員が鷹巣のもとに挨拶に来るので、ようやくうちのコーチはすごいらしいとなる。まるで水戸黄門の世界である。コーチといったが今は監督である。このいきさつはややこしいらしい。石川が優勝した当時の監督は吉岡で、吉岡がコーチを鷹巣に頼んだのである。

鷹巣は天職のように高校生に教えているようだが、その面倒見の良さは現役時代から選手会の会長を務めており、その顔の広さは誰も敵わない。我孫子ゴルフのキャディーがゴルフのきっかけだが、ともに働いていたのが青木功である。鷹巣は天才肌で青きより一年半も前にプロに合格している。青木のパターの良さは天性だが、フックがひどくてなかなか勝てない時期があった。青木はもういいやと思っていたが、鷹巣に球筋の変更手術を頼んだのだ。鷹巣の献身的な40日間のレッスンでその球筋ががらりとかわり、まっすぐと飛ぶようになった。世界の青木は鷹巣のおかげでもあるのだ。

でも鷹巣はそれを自慢するわけでもなく、青木が自分で道を切り開いただけという。そういうわけで、杉並学院のゴルフ部監督の指導方針は「自分で道を切り開く」ということになる。石川遼のその後を見れば、この指導方針が生きているようだ。
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