(神無月廿八日) 退職後のための投資アイデア  経済

米紙バロンズに退職後のための投資アイデアが掲載されている。

低金利に負けないインカム目的の投資というものは昔は単純なものだった。勤勉に働き、慎重に貯蓄と投資に励めば、退職の記念品を受け取り、デスクを片付けて同僚にお別れをした後は、定期預金と米国債が退職後の収入の相当な部分を提供してくれた。しかし、歴史的な低金利の下で、国債や定期預金はもはや収入の柱とはなり得ない。退職後のための新たな作戦が必要である。と

「定期預金金利は惨めなほど低いし、10年以下満期の米国債では、1.5%しか稼げず、50万ドル(4000万円強)の引退用資金では年約63万円の利息にしかならない。」

米国民で真面目に退職金の拠出をしてきた人たちは幸いだった。日本の労働者よりも低い3〜5百万円の年収でも、限度いっぱいDCやIRA等の年金制度に拠出をしてきていれば、最低でも5000万円程度の退職資産が築けた。80年以降2000年までの米国をはじめ世界の株式市場が堅調だったため、株式ファンド等の比率を高くしていれば誰でも簡単だった。

5000万円の資金を5〜7%の利回りの債券ファンドにスイッチすれば、最低でも250〜350万円の利息が毎年貰えた。日本の退職者には羨望されるが、これが米国退職者の姿だった。しかし、2008年以降、米国が日本の失われた20年の後追いを始め、ゼロ金利が退職者収入に大きなダメージを与えている。これまでの投資スタイルを変えなければいけなくなったのだ。日本の高齢者がしているように、利回りの高いジャンクボンドや新興国債券を好んで買うようになったのである。このバロンズの記事も高利回り債券を紹介して勧めている。要は、日本の投資家の後追いをし始めているのだ。

しかし日本と違うのは、日本は円高で海外債投資は元本を大きく毀損するが、米国はドル安で、高い利息プラス売却益からの配当も貰える。海外債券投資で利益を得られるのは、経常赤字国からの投資であって、日本やアジア諸国のような経常黒字国ではないということも事実なのだが。
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