(水無月廿参日 下弦) レクサス  

トヨタの高級車専門ブランドの販売を8月から始めるが、予約で既に一杯のようで、本命のセルシオの後継の「LS」は来年の予定で1000万強で販売するらしい。そこでこの夏からの車はアリスト、ソアラ、アルテッツァの後継車のようで、最低価格は390万だという。ここでちょっとトヨタのこの戦略に危険性を感じる。

本物の金持ちであれば問題ないのだろうが、デパートの貴金属売り場でも入口で客を選別することは出来ないように、ボンボンであれば半けつの兄ちゃんかちゃらちゃらしたねえちゃんと来ることだってある。高級ブランドを作る際の鉄則は、上の層だけ狙い、下の層は来店もしないようにすることである。銀座の高級ブランド店でドアボーイではないが、黒服のお兄ちゃんが目を光らせている場合もある。客も店の一部であり、店の雰囲気を作るから、高級な雰囲気を壊す客は排除しないと、店の望む客が来なくなるからである。

日本の場合、設備や造作は高級だが、雰囲気を壊す客や、それを許す店側の人間が多くて、一流と俗に言われる高級ホテルがラブホテル化している例も多い。今回のレクサス戦略も一歩間違えるとこの高級ホテルの二の舞になりかねない。
ハードも必要だが、やはり販売はソフトは命である。
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