(如月弐日) 解決法  

就職活動をしている大学三回生が職場に来て面談を受けていた。わが愚息もどこかで就活をしているのだろうが、同じ屋根の下なのにここのところ全く顔をあわせていないので皆目分からないのが実情だ。自分の人生なのだから自分で決めればそれでいいし、助言を求められれば多少はするかもしれないが、もう二十歳もすぎた人間に対して干渉することもない。

学生時代に成績の良かった人は、その『本能』が「正解」を求めようとする。社会というのは試験と違って、いくつも解決法があるのだが、正解は一つしかないと思い込んで、上司の「正解」に頼ろうとする。この上司ができた人間であればいいのだが、自分の経験だけを重視している古いタイプの人間が多いのが大半だろう。

世の中には『絶対正解』はなく、『相対正解』を構築すればいいだけの話である。
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