(長月壱拾弐日) 中国のしたたかさ  

今日の日経の記事に本当に小さい記事があった。

「イラン石油公社のノザリ社長は1日、日本企業の開発権が大幅に縮小されたイラン南西部アザデガン油田開発について、中国企業の参入を促す交渉に入ったと明かした。イランのメヘル通信が報じた。」

やられた。ロシア、シベリアからのパイプラインも日本向けから中国向けに変更されたし、日本が75%の権益を持っていたこのアザデガン油田の65%分をイラン石油公社に譲渡し、石油の安定確保先を失っている。原油相場が70ドルを超えていた相場が去って、いまや50ドル台になるともう上がらないような幻想に陥っていないだろうか。

世界各地に石油の供給先を求めている中国は、原油の輸入を急速に増やしている。現在の経済状況では自動車など輸送関連の原油使用量は他国に較べて少ないが、急速な自動車販売台数の増加により、ガソリン・軽油需要はこれからが爆発的増加を迎えることになるはずである。それを考えれば、いまの値段で石油を確保する重要性を一番認識しているのは中国なのである。

日本はこの中国の動きをあまりにも軽視していないか。胡錦涛と江沢民の抗争は既に手打ちをしたとも云われており、これから中国の党中央で粛清の嵐がふくことはないだろう。現実重視の中国が遊んでいる暇はないようだ。
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