(弥生壱拾参日 昭和の日) 遠くになりにけり  社会

今年から4月29日が「昭和の日」になったことをどのくらいの人が実感しているだろうか。昨年まで「みどりの日」という何とも中途半端な名称から昭和天皇の誕生日という明確な事象を明らかにしたのはいいことと私は思う。私は特に右翼というわけではないが、左翼というあまりに無責任な体制には異を唱えるものである。しかし、昭和の特に戦後は左翼の時代とも云える。その過ちが日本の進路を危うくさせてきたのも事実ではないだろうか。

最近昭和天皇の側近の日記が日経新聞や朝日新聞によって公にされているが、そこまで明らかにする必要があるのかという素朴な疑問を持っている。確かに知りうる権利というのは存在するし、うやむやにする愚は避けなければならない。公人に個人情報がありえないだろうが、天皇というのはやはり敬意を表すべき存在である。したがって、朝日新聞や毎日新聞のように皇族に対して敬語を使用しないのは合点がいかない。販売促進のために高校野球を利用し、日の丸君が代を強要しながら、普段の紙面ではいかにもそれが国家的という矛盾を大新聞は説明できるのか。

イラクの現状を見ても占領政策というのは困難なものである。それを戦後の日本は奇跡的に乗り越え、世界第二位の経済にまで回復する過程で、現行天皇制の役割は大きかったのではないだろうか。昭和天皇のいわゆる「人間宣言」つまり「新日本建設に関する詔書」において、あの明治の「五箇条の御誓文」を冒頭にもってきている。昭和天皇にとって立憲君主制というのが念頭にあり、その思いが「五箇条の御誓文」につながったのかもしれない。

ただ、一般にはGWを構成する祝日として外せないのだから、名称には拘らないというのが本音ではないか。それをどうこう言うつもりもないが。
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ




AutoPage最新お知らせ