(霜月廿九日) 社会人の強かさ  スポーツ

正月スポーツで私が密かに楽しみにしているのがライスボール。もともとラグビーも日本選手権は社会人と学生の王者対決だった。ラグビーはその差があまりに大きくなったため、今のトーナメント形式が取られているが、アメフトだけは未だそのスタイルを継承している。時間のある学生と経験のある社会人の対決は選手の能力以上にベンチワークをどう活かすかが問題なのだ。

今日の立命館はすべてが裏目に出た。本来はランがメインなのにオービックのデフェンス陣にことごとく止められ、仕方なくパスを繰り出すが全く通らない。これでは試合にならないし、立命の守備陣も相手の圧力をかわせず力尽きた。立命の攻撃パターンを熟知したオービックのビックプレーが続出すれば、時間のあるスポーツの悲しさで修正が出来ないままジエンドとなった。

社会人の強かさといえばそれまでだが、学生にもう少し謙虚さがあればもう少し違ったゲームになっていただろう。ラグビーと違って体力体格だけでは勝てないことを改めて示した。立命の雪辱というかリベンジに期待したい。
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(霜月廿八日) 大学スポーツ  スポーツ

東洋大の柏原という選手は並みではなかった。今年は不調が伝えられ伝説は終止符を打つかと思われたが、不死鳥の如く蘇った。箱根の山登りで東海、早稲田を追い越しゴールした後、感涙にむせぶ彼を見て11月上旬の全日本の不調からよく回復したものだと思う。人間やっぱり得意というか自信をもって臨めば道は開けるということだろうか。

反対にずたずたになったのがラグビーの明治であり、東海大だった。明治の後半は見るに忍びないものだったけど隙を見せない早稲田も凄い。いざという時の集中力の差はどうしようもない。明治に怪我人が続出したのは不運だったが、これも対抗戦でBKを活かせなかった明治が今回はBKを活かそうとボールを回した結果、激しい早稲田のタックルで明治が潰されたのが原因である。明治の作戦を読んだ早稲田のベンチワークの勝利だし、それを上回るにはやはり明治はFW勝負に賭けるべきだった。

東海大は途中までは作戦通りだったと思うが、最後は執念の差かな。リーグ戦では突出しているだけにここ一番のしのぎあいが出来なかったのは残念。前回の天理大での学習が出来ていなかったのはベンチワークに問題有りだろう。

でもこれらの選手でもワールドカップに出られる選手は見あたらない。もっと選手層の底上げをしないと今年というか日本開催のワールドカップも日本の弱さを目立つだけに終わってしまうだろう。
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(神無月八日) スパーキー・アンダーソン  スポーツ

11月4日に元MLB監督スパーキー・アンダーソンが亡くなった。両リーグを制覇した初の監督でもあったが、私の記憶はビッグレッドマシンといわれた1970年代のレッズの監督時代が印象的である。75、76年のワールドシリーズを連覇したときのメンバーはすごかったが、この監督の手腕も並ではなかった。79年からはデトロイト・タイガースの監督を17年間もつとめ84年にワールドシリーズを制し、両リーグで制覇したのである。

デトロイトの監督をやめた96年のオフに実は阪神タイガースの当時の野崎球団社長がアンダーソンの本に感銘し、監督就任寸前まで進んでいた。年俸や住居も決まっており、後はサインだけだったが、スパーキーの奥さんがわざわざ日本まで行って苦労することはないといってご破算になったのである。

もし、スパーキーが監督になっていたら阪神はどうなっていたのだろうか。
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(神無月七日) 杉並学院ゴルフ部  スポーツ

杉並学院と云えばゴルフの石川遼の出身高校であることで有名だ。2007年に彼が高校一年でプロトーナメントを制したが、その翌年の4月から同校のゴルフ部のコーチに就任したのが鷹巣南雄である。鷹巣と云ってもプロの優勝は5勝であり、今時の高校生ゴルファーは全く知らないだろうし、その親の世代の30代も知らない人の方が多いのではないか。しかし試合にいくと役員が鷹巣のもとに挨拶に来るので、ようやくうちのコーチはすごいらしいとなる。まるで水戸黄門の世界である。コーチといったが今は監督である。このいきさつはややこしいらしい。石川が優勝した当時の監督は吉岡で、吉岡がコーチを鷹巣に頼んだのである。

鷹巣は天職のように高校生に教えているようだが、その面倒見の良さは現役時代から選手会の会長を務めており、その顔の広さは誰も敵わない。我孫子ゴルフのキャディーがゴルフのきっかけだが、ともに働いていたのが青木功である。鷹巣は天才肌で青きより一年半も前にプロに合格している。青木のパターの良さは天性だが、フックがひどくてなかなか勝てない時期があった。青木はもういいやと思っていたが、鷹巣に球筋の変更手術を頼んだのだ。鷹巣の献身的な40日間のレッスンでその球筋ががらりとかわり、まっすぐと飛ぶようになった。世界の青木は鷹巣のおかげでもあるのだ。

でも鷹巣はそれを自慢するわけでもなく、青木が自分で道を切り開いただけという。そういうわけで、杉並学院のゴルフ部監督の指導方針は「自分で道を切り開く」ということになる。石川遼のその後を見れば、この指導方針が生きているようだ。
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(長月廿参日 下弦) 日本シリーズ  スポーツ

中日Vsロッテというのは地上波では価値がないということだろうか。全国ネットのキー局が中継しないと当のマスコミが騒いで何になるのだろうか。

それはともかく野球は投手次第という初戦だった。しかしロッテ、成瀬はこうも自信溢れる投球を出来るピッチャーだっただろうか。クライマックスの好投を再び出来るというのは大したものである。でも大松の怪我はどうかな、ここ一番という時の長打があるだけにロッテには痛い。

でもオタク的には面白い組み合わせだと思うが、長引きそうな気もする。それは両チームとも絶対的な決め手がないのである。
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(文月廿六日) 酷暑  スポーツ

9月とは思えない猛暑が続いているが、いくら前から決まっているとはいえ、今の天候ではプロ野球のデーゲームはないだろう。プレーヤーばかりでなく球場に来るファンの体調を考えれば対処の仕様があるのではないか。

三時からの広島Vs阪神では先発の鶴が二回でユニフォームがびっしょり、しかも肩で息をしているのだから阪神ベンチの頭の悪さを象徴しているようなものだ。高校野球では炎天下の試合は当たり前という声も聞こえてくるが、金を払って見るプロのゲームでこれはないだろう。観客のことも考えて時間をずらすことぐらい、コミッショナーも各球団も考えるべきである。明日も横浜以外はデーゲームのようだし、オリックスなどわざわざスカイマークでせずにドームがあるのに選手もファンも気の毒である。

こうした試合日程ではドーム球場を本拠地とする球団が有利になりそうで、セリーグは中日が満を持してフィナーレを飾るのではないかと思えてきた。読売は都市対抗で空けているしね。
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(文月九日) 復刻版  スポーツ

セリーグが復刻版のユニフォームで試合を行っている。なかでも異彩を放っているのがタイガースの黒いユニフォームだ。日本のプロ野球で初めて愛称がついた「ダイナマイト打線」時代のユニフォームだが、やっぱり背番号だけというのはいいなあ。

ダイナマイト打線というと1947年から49年にかけての「大阪タイガース」、三番別当、四番藤村、五番土井垣という黄金のクリーンナップを中心に一番後藤、二番金田と後の監督経験者もそろう当時最強と云われた打線である。しかしセパ分裂で1950年に阪神からごっそり選手が毎日に移り、阪神は1962年まで優勝できなかったというお家騒動の原点でもあった。

しかし見てみると、読売、阪神、中日の歴史を感じるねえ。中日のユニフォームなんか現在のよりもセンス良いんじゃないの?なにか高校野球の中京スタイルみたいだしね。でも戦後すぐ、この三チームのユニフォームが庶民を沸かせたのだから、野球の娯楽性は日本人にあっていたのだろう。
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