(卯月廿日) 予想  スポーツ

先週の競馬の祭典、日本ダービーについてのメモ。

日経夕刊の一面に「あすへの話題」というコラムがある。先週キャスターの草野仁氏が日本ダービーについて述べていた。「楽しみな今年のダービー」と題して、今年のレースは伝説のレースになると断じていた。有力馬として皐月賞優勝のヴィクトワールピサ、同二着のヒルノダムール、青葉賞楽勝のペルーサ、NHKマイルカップ優勝のダノンシャンティ、プリンシパルステークスの勝馬ルーラーシップなど例年を遙かに上回るいずれ劣らぬ強豪馬がずらりと勢揃いしているので、一票を投じるに値するレースとまで言い切っている。競馬ファンとすれば投票総数が増えれば、配当金の原資が増えるわけだからそれに越したことはないと思うけど、そこまで価値があるのかと思ったのが前日の私であった。

結果は7番人気のエイシンフラッシュが2分26秒9で優勝した。単勝は3190円である。今年のサラブレッド3歳馬7611頭の頂点に立ったのだから、余り批判めいたことを述べることもないだろうが、所詮はギャンブルの一つである。だからささやかな楽しみであればいいのだし、勝馬投票券を買えというほどのものでもないだろう。だいたい伝説のレースとまでいうのはねえ。

私が確か中学生の頃だったからもう40年ぐらいも前に、今でも覚えているのだが、アローかムーティエかという一面広告がダービー前にあった。競馬に興味を持ち始めたのもこの頃だった。ダービーの伝説のレースというと、私には1971年のヒカルイマイの大外からの22頭抜きだった。28頭出走という今では考えられない多さだが、これで一コーナーで前にいないと勝てないという「ダービーポジション」の常識をひっくり返した最初の馬でもあった。レジェンドってなかなかあるものじゃありませんよ、草野さん。
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(卯月壱拾壱日) 不動再び  スポーツ

宮里や横峯の活躍もあるが、私はこの人の復活を望んでいた。女子ゴルフの元女王、不動が2季ぶりに優勝を飾った。今年は最終日を前にトップや上位にいることが多かったが、日曜日に崩れ圏外へというパターンが続いていた。2000年代は彼女無くしては女子ゴルフは駆られないし、通算47勝というレコードは樋口を除けば別格である。すでに永久シードももっているし、6年だったか連続賞金女王の座に君臨して、いわゆる燃え尽き症候群の典型とまで云われた。

確かに昔のように勝負に徹するというか、誰も敵わないというショットは影を細めたが、練習に裏付けされた実力は失われていなかった。昨日は東海地区も雨でコンディションが心配されたが、重いグリーンにあったタッチで完勝である。

少し前は野村アセットがスポンサーになったけど今はどうなんだろうか。最近の女子プロは美人プロが増え、半ばモデル風のプレーヤーもいる。それはそれで楽しいのだろうし、スポンサーもつきやすい。でもやっぱりこうした選手がいないと、他の選手が伸びてこないという壁のような人が絶対に必要なのが、スポーツの世界である。
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(卯月弐日) 交流戦  スポーツ

交流戦となると俄然パリーグのチームが頑張るが、それは投手に好素材が多いためでもあろう。やっぱり野球は投手でなんぼである。そこで今日注目したのは弱小カープの若きエース、前田健太通称マエケンと日本のエースとも云うべきダルビッシュの投げ合いである。

予想に違わず0-0の息詰まる投手戦で淡々と試合は流れるが、マエケンがダルより前に点を与えまいと必死で頑張っている姿に惚れてしまった。顔はイケメンではないがその闘志溢れるピッチングは今の広島には無くてはならないものだ。ほんの少し長男に似ていることもあり、TVの前で愚妻と応援していたのである。

先にダルが8回で交代したのに対して、マエケンは9回完投シャットアウトで、裏の攻撃を見る。打てない打線も頑張っているマエケンに申し訳ないとばかり、奇跡のサヨナラ勝ちをもぎ取った。これでマエケンも自責点0の6勝目である。よかったし、あっぱれマエケンである。

でもこの試合、捕手がいつもの石原とか倉でなくて、会沢というマエケンと同期生の若いバッテリーの勝利でもあった。こんな試合を見せられるとカープファンをやめられないのである。
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(弥生壱拾壱日) 木村拓也追悼試合  スポーツ

結果はどうあれ、仲のよかった谷にプロ入り初めての満塁本塁打を打たせてやるのだからキムタクの神通力には恐れ入った。でもこのお膳立てをしたのはカープの健さんだけどね。それにしてもカープは読売には勝てんなあ。唯一かちを計算できるマエケンがあまり投げていないというのもあるだろうが、大竹早う出てこいよ。本当に。

始球式の長男の投球はよかったねえ。少年野球をやっているのだろう、ノーバウンドで阿部のミットへ。奥さんの心境を察しするし、彼にはいかに父親はみんなに愛されていたかという実感をこの試合で得たのではないか。父親を突然失うというあまりの不幸にもめげず、これからの人生を生きて欲しいもの。でもどこかで父親の影響で悩む所も出てくるだろう。本当の力はそこをどう克服するかで決まるものだ。思い出したのは同じく若くして無くなった、炎のストッパー、津田投手の遺児である。確か元広島監督の古葉さんが監督となった東京の某大学に投手として入ったところまでは記憶しているが、その後の活躍は聞かない。人間それぞれの能力があるし、親をこえられないと云うジレンマに陥ることも多い。

でも順調でないのが人生である。キムタクにしてもまさかマツダスタジアムで倒れて天国に召されるなんて、絶対思っていなかっただろう。野球人にとってグラウンドで死ねたら本望なんて軽く云うけど、そんな人生は普通ではない。キムタクの子供たちはまだまだ幼い。彼らが成人するまで皆で守ってやるのが、キムタクの本望だろう。合掌。
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(弥生五日) 男のけじめ  スポーツ

阪神の金本の連続イニング出場が止まった。昨日の横浜戦のあの守備を見れば、そろそろ潮時と誰も思っていただろうが、超人的な記録の前には監督、コーチは声が出ず、結局本人が申し出たとのことだ。もう少し遅ければ晩節を汚すようなバッシングも予想されただけに賢明だった。

でも阪神投手陣にとっては三遊間にボールが飛べば、下手をすれば長打、走者は悠々と生還していたのだから、たまったものではなかった。金本も常識人だったという証拠か。しかし振り返れば広島の衣笠の連続出場を止めたのは、あの古葉監督である。今回の真弓と比較しても昔の監督はしっかりしていたということか。

その広島だが、中日相手に三連勝、やるじゃない。サヨナラ勝ちが二日続き、今日も逆転勝利である。ちょっとだけ鯉の季節を味わう予感もする。その中でもベテラン高橋の高騰や、御大前田のサヨナラヒットとカープファンにはしびれる三連戦だった。

火曜日はこの両者が相見えるはずだが、今週余り天気良くないなあ。
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(如月五日) プロ野球開幕  スポーツ

昨年の成績ではなく一昨年の成績で開幕組み合わせが決まったようだが、なぜ?どこも説明しない。要は各ドーム球場では日程を抑えるのが昨年10月の時点では難しいということなのだろうか。それにしても合点がいかない。

それはともかく流石に一流投手が勢揃いのパリーグのことはある。どこもが一点を争うゲームだった。私がLIVEで見たのはオリックスVs楽天。前評判では岩隈が金子より上だっただろうが、ミスで楽天が星を落としたともいっていいだろう。なぜ九回無死一塁で一点差で二塁に送らない?このブラウンの采配では楽天の最下位あるいは五位は確実ではないか。

台風の目は私はロッテだと思う。バレンタイン監督はファンにはよかったかもしれないが、選手はややうんざり気味だったように思う。あの栄光の2003年はもう過去のものである。常に新進代謝をはからないと生きていけないのがプロの世界である。読売がいい例である。ロッテの西村監督は昔広島で一年目で優勝した阿南さんを思い出すのだ。健闘を祈りたい。
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(睦月壱拾六日 望) 閉会式  スポーツ

日本の式典ではまず考えられないが、開会式でトラブルのため出てこなかった聖火を灯す柱を閉会式で登場させるというお茶目さもありながら、半月あまりの冬の祭典が終わった。地元カナダは最後の男子アイスホッケーで劇的な勝利を収めたこともあって、興奮の坩堝と化していたようだ。過去開催したモントリオールやカルガリーでは金メダルがなかったのに、なぜ14個の金が獲れたのだろうか。答えは莫大な強化費、つまりカネである。

距離で過去最高の5位となった石田も言っていたように、メダルを取るには遠征費を含めてカネのいることばかりだ。メダルで興奮したり感動するのであれば、彼ら彼女らの環境整備から始められなければいけない。別に韓国を見習うわけではないが、有望種目に傾斜投資すべき時であり、これこそ「事業仕分け」が必要である。スケート女子で初めて銀メダルとなった3人のうち、田畑と穂積は富山の小さな会社の所属である。年間2000万をこの会社が負担している事実に対してもっと目を向けるべきだ。

ただスポーツ予算を組めば組んだで、利権が新たに生じることになる危険性も忘れてはならない。今回のオリンピックだってJOCのお偉方が丸抱えで同行している。それだったらもっと選手に近い人の分を出してやれよって。

私見だが入賞(いつも不思議に思うが、この入賞って世界標準なことなの?ようわからん。)した種目はランクをつけて、予算をつけたらいいし、論外といえば悪いが、すべての種目を平等に扱うなんて無理に決まっているのだから、どうみても日本人に不向きな競技は仕方ないだろう。陸上のハンマー投げややり投げみたいにスターが出てくるまでは仕方がないのではないか。みんなを救うなんてのは、いわばモラルハザードみたいなものだし、スポーツは勝ち負けがつくのだから、選手もその意識で取り組めばいいのじゃないか。
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