2008/1/14
風の国の挑戦者たち belgie

男たちは駆け抜ける
どんなに風が強くても
どんなに風が凍てついても
男たちはただゴールをめざす
彼らは風の国の挑戦者
不屈の闘志で恐れられる
フランドリアンの戦士たち

2007/12/18
一年の終わりに belgie

もうすぐ一年が終わるね
夕日がささやいた
ボクは今年、何を残しただろうか
ボクは今年、何を得たのだろうか
新しい一年の太陽が上るとき、
きっとそれがわかるはずだ

2007/11/15
不思議な雲 belgie

不思議な雲を見た
青い空の上で
流れ出す雲はまるで腕のように伸びて
何をつかもうとしているのだろうか

2007/10/3
カリオンの響き belgie

塔の上から
音楽が落ちてくる
カリオンの音色が時を告げる昼下がり
どこかであの哲学者はふと立ち止まり
腕時計の時間を確かめるだろうか
そんなに遠くまで
この音色は届かないけど
イマジネーションは国境も時間も超えられる

2007/9/17
白と黒 belgie

ある日のブルージュ
空には真っ白な雲と
真っ黒な雲
あまりの美しいコントラストに
思わずシャッターを切った
そこだけ切り取っても
大して面白くない写真だとわかっていても
その瞬間の感動を残したくて

2007/9/16
夕暮れの街 belgie

夕日のある風景は、なぜかヒトを落ち着かせる
日常のささいないさかいなんて
夕闇とともに消えてしまうみたいに
次に太陽が顔を出す頃には
心も晴れわたっていればいいネ

2007/7/10
郷愁 belgie

世界でいちばん大きい自転車レースが
ボクの魂の故郷にやってきた
信じられないような数の観客が沿道におしよせ
嵐のように歓声が選手を包む
そこに自分がいなくても、魂は感じるとこができる
ほんの少し、郷愁も一緒にネ

2007/7/8
線路がつづく先 belgie

家路をいそぐ夕暮れ時
線路の上で立ち止まった
レールの向こうにつづくのは
まだ見たことのない世界のように感じ
ふと、旅心をくすぐられる
片道切符を買おうかな

2007/7/7
空と海とボクがいる場所 belgie

季節はずれの晴天つづきで、
いつもは暗く荒れ狂う北の海もおだやかだ
水辺で遊ぶ子供たちにまじって、
波打ち際ではしゃごうか
聞こえるのは波の音
聞こえるのは風の音

2007/4/18
車窓 belgie

ベルギーで電車に乗ったとき
楽しみなのは車窓
美しい田園風景が流れていくのを
ただぼっと見つめている
たとえ何時間の旅でも
そうしているうちに気が付けば
目的地の空の下
