
ハンガリーから来日しているプロムジカ女声合唱団のコンサートに行ってきました。プロムジカとはもう15年ものお付き合いになります。指揮のデーネシュ先生、奥様のアーギ先生とは1年ぶりの再会でした。コンサートの前半は宗教曲。プロムジカでないと聞くことにできないビブラートのない透明かつ力強さと繊細さを兼ね備えたあの響き。久々に鳥肌がたちました。前半の宗教曲の中でもハンガリー現代作曲家コチャール先生とジュンジュシ先生の新作は、とにかく素晴らしい作品、胸がいっぱいになりました。後半はコダーイとバルトークの作品が中心でした。特にコダーイの作品の完璧な理解と表現に、心が熱くなりました。僕もハンガリー留学時代は、ずっと合唱団にも所属していたので、歌ったことのある作品に久々に触れて、懐かしさがこみ上げてきました。
プロムジカの演奏の前に歓迎演奏した所沢フィーニュ少年少女合唱団とも1年ぶりの再会でした。この1年の間に、ずいぶんと上手くなっていて、ビックリしました。声に自然な深みというか透明感のある響きが加わっていて素敵な演奏でした。
そして、リスト音楽院でツィンバロン科のコレペティをなさっている岩崎由佳さんとも再会。ご主人でリスト音楽院のヴァイオリン科教授のサバディ・ヴィルモシュ先生とのコンサートを来月、東京で開催されるそうです。大使館の新年会でサバディ先生と由佳さんの演奏を聴きましたが、とっても素晴らしいアンサンブルでした。
今年もプロムジカが来日して8月1日まで日本各地で素晴らしい演奏を聴かせてくれるのはホントに幸せなことです。たくさんの方々にぜひとも聴いていただきたい…そんな気持ちでいっぱいです。


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