坂本長利さんによる独演劇「土佐源氏」を観ました。宮本常一(民俗学者)の著書「忘れられた日本人」に掲載されている土佐源氏を独演劇にしたもの。ある盲目の馬喰が自分の半生を語ったもので、内容の大部分はその馬喰が関わった女性たちの話です。今年、僕は「声と音楽の関わり」をテーマに研究を始めましたが、この坂本さんの表現力にはただただビックリして、ド感激しました。その声は、能、狂言、歌舞伎、浄瑠璃などとは全く異なる、語り口調の訛りのある独特な表現は、とてもミステリアスで、ひきこまれました。是非、もう一度観たい!!

終演後、いろいろなお話を聞かせてくださいました。海外公演の時の裏話も非常に面白かったです。


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