世の中、気候変動による地球温暖化問題がクローズアップされている。
地球温暖化問題に対する政府予算は、ウナギ登りである。反面、生物多様性に関連する予算は、遅々として進まない。正に、地球温暖化に生物多様性が喰われている状況である。
1992年に、開かれたリオサミットで作られた条約は、生物多様性条約と気候変動枠条約である。
共に、重要な条約であり、強いて言えば表裏一体の関係である。
地球温暖化問題は、言わば地球の表面、表の問題であり、生物多様性は、地についた生き物の問題であり、表に対して裏と言えよう。
地球温暖化対策をすれば、生物多様性は、守られると考えるのは、間違いである。
地球温暖化対策が生物多様性をオフセットすると考えるやからの相手は、すべきでない。
今は、全ての生き物の生命の危機である。
生物多様性条約事務局長が「私は、生物多様性条約を地球の命の条約と呼んでいる」と述べられたのが今も印象深い。
折しも、現在、第3次生物多様性国家戦略がパブリックコメントに掛けられている。
一般的に、パブリックコメント案は、省庁間折衝が終わった物が掛けられているので、意見を言ってもマイナー修正しかされないが、一読して意見を言っておくことが自分の指針になる。
読者の方は、是非チャレンジして頂きたい。
草刈(携帯)より!

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