史上最強の埼京線
火事にもめげず
頑張って運転した埼京線
都内の電車のルートが変わる
かつては大宮の延長上に上野、東京があると思っていた。
新宿はその先あると思っていた。
しかし、実際には大宮から上野、東京方面と池袋、新宿方面に分かれ、東京も新宿も時間的に変わらない。
寧ろ新宿の方が近いくらいだ。
【湘南新宿ライン】ウィキペディア
湘南新宿ライン(しょうなんしんじゅくライン)は、東京都新宿区の新宿駅を経由し、東北本線(宇都宮線)と横須賀線、および東海道本線と高崎線を相互直通運転する東日本旅客鉄道(JR東日本)の中距離電車の系統路線名である。
本項では、正式な路線名を記す必要がある場合を除き、東北本線宇都宮駅方面を指す場合は愛称の「宇都宮線」を、東海道本線小田原駅方面を指す場合は旅客案内上の呼称である「東海道線」を用いる。
概要[編集]湘南新宿ラインは、主に東京駅・上野駅をターミナルとして放射状に運転していた首都圏の中距離電車を、池袋駅・新宿駅・渋谷駅の各副都心エリアを経由して相互に直通運転させる運転系統として、2001年(平成13年)12月1日のダイヤ改正から運行開始した。
当初、「湘南新宿ライン」は普通列車(快速を含む)の運転系統の名称として使用が開始され、同じ区間を走行する特急列車・通勤ライナーおよび臨時列車などに「湘南新宿ライン」の呼称はあまり用いられなかった。近年ではこれらが湘南新宿ラインの走行区間(大宮駅 - 新宿駅 - 大船駅間)を経由する意味で主に音声案内に用いられることがある。
運行開始当初の本数は、日中のみ25往復の設定となっていた。その内訳は、宇都宮線・高崎線からの直通列車は18往復で、ほかは新宿と東海道線・横須賀線方面を結ぶ列車が存在する程度で、東京駅および上野駅発着列車に対する補助的な役割に過ぎなかった。だが、もともとこれらの末梢路線と東京副都心間には大きな需要があったことからその後の増発が期待されていた。当初、池袋駅構内の配線の関係で大幅増発ができない状態であったが、開業前から計画されていた改良工事が完成した2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正では、湘南新宿ラインの全列車が南北直通運転となり、運転本数も運行開始当初と比べて2.4倍増の64往復となった。それ以降もダイヤ改正ごとに増発が行われ、現在はそれ以上の本数で運転されている。
運行経路については、大宮駅 - 新宿駅 - 大船駅間では
1.東北本線(大宮駅 - 田端信号場駅間):東北貨物線を走行
2.山手線(田端信号場駅 - 大崎駅間):山手貨物線を走行
3.東海道本線(大崎駅 - 大船駅間):品鶴線、横須賀線専用線を走行(東海道線 - 高崎線系統は戸塚駅 - 大船駅間で東海道線列車線を走行)
を経由する(「経由路線」の節も参照)。
JTB時刻表やJR時刻表などでは、東海道線 - 高崎線系統は3.の区間(大崎駅 - 大船駅間)で快速運転するため全区間で「快速」「特別快速」と表記されるが、一方の宇都宮線 - 横須賀線系統は1. - 3.の全区間で各駅に停車するため「普通」と表記され、うち宇都宮線快速は宇都宮線のページでのみ「快速」と表記される。
JR東日本公式ホームページの各駅時刻表では、東海道線 - 高崎線系統は「快速」または「特別快速」と表記されるほか、宇都宮線 - 横須賀線系統の快速(小山駅 - 大宮駅間快速)も全区間で「快速」と表記される[3]。
また、実際の列車外側の種別等案内表示器や車内案内(音声・文字)、駅構内での案内では、宇都宮線 - 横須賀線系統の小山駅 - 大宮駅間快速の場合、南行列車の大宮駅以北区間では「快速」として、また大宮駅以南区間では「普通」として案内され、同北行列車の大崎駅以南区間では「普通」として、また大崎駅 - 小山駅間では「快速」として案内される。同様に、東海道線 - 高崎線系統の大崎 - 大船間快速の場合、南行列車の大宮駅 - 戸塚駅間では「快速」として、またそれ以外の区間では「普通」として案内され、同北行列車の大崎駅以南区間では「快速」として、また大崎駅以北区間では「普通」として案内される。
【運転開始の背景】
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湘南新宿ライン運転開始の背景として、次の点が挙げられる。
民間鉄道会社との競合対策[編集]近年、JR東日本の首都圏における在来線輸送量が下落傾向にあった。これは少子・高齢化などの社会的変化に加え、2000年に東急目黒線・東京メトロ(当時は営団地下鉄)南北線・埼玉高速鉄道線(2001年から)・都営地下鉄三田線が相互直通運転を開始するなど、競合する他の鉄道会社が神奈川・東京・埼玉を結ぶネットワークを形成したことも理由の一つだった。こうした競合への対策として、新たに神奈川方面・東京・埼玉方面を新宿駅経由で直通する列車の設定に至った。
【埼京線の延伸中止の見返りとしての性格】
元々は、1984年2月ダイヤ改正時に貨物列車が大幅に削減された際、この空いた線路容量を活用し、東北本線(宇都宮線) 小金井駅・高崎線 籠原駅からそれぞれ赤羽駅行きとして東北貨物線経由で1本ずつ設定された上り列車(片道のみ)を嚆矢とする。
埼京線について、高崎線宮原駅までの延伸が1985年の運輸政策審議会答申第7号で示された。その後幾度と無く『埼京線延伸実現を』との大宮市(当時)や住民から意見が出されていたが、結果として大宮駅以北は電化された川越線との直通運転のみとなった。
そしてJR発足後の1988年、宇都宮線・高崎線が東北貨物線を使用した池袋駅までの運転を開始。のちの湘南新宿ラインとして発展していく。
車両運用の合理化と都心車両基地の活用[編集]JR東日本の経営上の観点からも、湘南新宿ラインを含む南北直通運転は、
1.車両の共通運用化による所要運用数・車両数の削減
2.車両基地の共通化による整備コストの削減
3.都心に立地する車両基地の郊外移転と再開発を可能とする
などの点で大きなメリットがある。すでにJR東日本は、上野東京ライン運行開始後に田町車両センターの廃止と品川車両基地の整理・再開発を計画している。
【競合各社の動き】
新宿駅・渋谷駅 - 横浜駅・藤沢駅・小田原駅間での競合湘南新宿ラインの登場は競合する私鉄にも影響を与えた。特に横浜駅 - 渋谷駅間で競合する東京急行電鉄(東急)と新宿駅 - 藤沢駅・小田原駅間で競合する小田急電鉄(小田急)は新たな対抗策を打ち出した。これら以外でも東京と埼玉県北東部を結ぶ東武鉄道も切り替えを抑えるための対策を行っている。
東京急行電鉄
東急は、湘南新宿ライン運転開始に先立つ2001年(平成13年)3月28日のダイヤ改正から東横線で特急の運転を開始し、渋谷駅 - 横浜駅 - 桜木町駅(2004年2月1日からは元町・中華街駅)間の速達輸送を強化した。さらに、2013年(平成25年)3月16日から東京地下鉄副都心線(和光市駅 - 渋谷駅間)との相互直通運転が開始されている。これにより競合区間が横浜駅 - 池袋駅間とさらに延びることになった。
小田急電鉄
小田急は、2002年(平成14年)3月23日のダイヤ改正で藤沢駅 - 新宿駅間に「湘南急行」を新設した。また、2004年12月11日のダイヤ改正では「湘南急行」の種別を廃止する代わりに江ノ島線と小田原線に「快速急行」を新設するなど、速達性を向上させている。
東武鉄道
東武は、2003年(平成15年)3月19日のダイヤ改正で東武伊勢崎線・東武日光線と東京メトロ半蔵門線の相互乗り入れを開始した。同時に複々線化工事も完了して両線の直通運転列車を速達列車とし頻回運行、中距離利用者の利便性を向上させている。
【経由路線】
路線図湘南新宿ラインは、東北本線(大宮駅 - 田端信号場駅間)、山手線(田端信号場駅 - 大崎駅間)、東海道本線(大崎駅 - 大船駅間)の線路を介し、大宮以北の宇都宮線および高崎線と大船以南の横須賀線および東海道線とそれぞれ直通している。
運転系統としては、
1.宇都宮線と横須賀線を直通する系統
2.高崎線と東海道線を直通する系統
の2つがある。
大宮駅 - 大船駅間(東北本線・山手線・東海道本線)の走行区間の多くは、JRが前身の日本国有鉄道(国鉄)から継承した時点においては主に貨物列車が走行する線路で、1980年代の貨物輸送合理化と武蔵野線の開通により旅客輸送に転用された線路が多い。
東北本線[編集]大宮駅から田端信号場駅までは東北本線の貨物線(通称東北貨物線)を走行する。大宮駅から赤羽駅までは東北本線旅客線(上野発着の宇都宮線・高崎線列車が走る線路)および京浜東北線(線籍上は東北本線)と並走するが、貨物線にホームがないさいたま新都心駅には停車しない。
王子駅付近で尾久車両センター方面(尾久駅)への東北本線旅客線と別れた後、東京新幹線車両センター沿いを京浜東北線と並走し、田端駅構内で京浜東北線と分かれて中里トンネルに入り、大きく西へカーブして山手線の南側に出る。
山手線[編集]田端信号場駅から大崎駅までは山手線の貨物線(通称山手貨物線)を走行し、山手線電車と並走する。
池袋駅 - 大崎駅間は埼京線と線路を共有しており、途中の新宿駅・渋谷駅・恵比寿駅にホームがある。高崎線 - 東海道線系統の特別快速列車は恵比寿駅を通過するが、他の列車はこれらのすべての駅に停車する。
宇都宮線 - 横須賀線系統[編集]湘南新宿ライン普通(宇都宮線:普通、大宮 - 大船間:普通、横須賀線:普通)
2001年12月1日の湘南新宿ライン開業から運転開始。1時間あたりの本数は日中が1本、ラッシュ時が2-3本である。基本的に宇都宮駅・小金井駅 - 逗子駅間の運行であるが、一部が大船駅発着であるほか、平日朝には古河発も1本運転されている。全区間普通列車。多くは全区間15両で運転されるが、一部列車は小金井駅で5両増解結して同駅 - 宇都宮駅間10両、または全区間10両となる。運行開始当初は宇都宮線黒磯駅発着の列車もあったが、2004年3月13日改正より宇都宮駅で系統分離となり廃止された。
湘南新宿ライン快速/湘南新宿ライン普通(宇都宮線:快速、大宮 - 大船間:普通、横須賀線:普通)
2004年10月16日運転開始。朝から日中にかけて宇都宮駅 - 逗子駅(一部大船駅)間で1時間あたり1本運転されている。宇都宮線内は快速列車として運行され、日中の上野駅発着の快速「ラビット」を湘南新宿ラインに置き換えた形で運行されている。宇都宮線内での普通列車との接続は、南行は古河駅、北行は久喜駅で、それぞれ上野駅発着の普通に接続する(一部をのぞく)。多くは全区間15両で運転されるが、一部列車は小金井駅で5両増解結して同駅 - 宇都宮駅間10両または全区間10両となる。なお、横須賀線内において宇都宮線 - 横須賀線系統は、快速列車も各駅停車のため、「快速」の種別表示は、北行は大崎駅で表示され、南行は大宮駅で消滅する。
高崎線 - 東海道線系統[編集]
湘南新宿ライン快速電車湘南新宿ライン普通/湘南新宿ライン快速(高崎線:普通、大宮 - 大船間:快速、東海道線:普通)
2001年12月1日の湘南新宿ライン開業から運転開始。日中は籠原駅 - 平塚駅(一部国府津)間で1時間あたり1本が運行されている(2012年現在のダイヤ)。特別快速の設定がないラッシュ時には高崎駅・国府津駅・小田原駅発着もあり、1時間あたり2 - 3本運行されている。朝の南行には上越線経由で両毛線前橋駅から運行される列車もあるほか、平日朝には深谷駅発も1本運行されている。大崎駅 - 戸塚駅間は横須賀線電車と同じ線路上を走り、横須賀線の西大井駅・新川崎駅・保土ケ谷駅・東戸塚駅を通過するため「湘南新宿ライン快速」と称されるが、基本的には高崎線普通列車と東海道線普通列車を直通させた普通列車で、南行の大宮着までと戸塚駅以西、北行の大崎駅以北では車内および駅構内ともに「湘南新宿ライン普通」と案内される。また「快速」と称される北行でも、東海道線内は各駅に停まる為、「快速」の表示は始発駅から表示されているが、戸塚駅まで普通という案内もなされている。朝の北行1本をのぞき、籠原駅以南は15両、籠原駅で5両増解結して同駅 - 高崎駅・前橋駅間10両となる(例外として、深谷発は全区間で15両で運転されている)。運行開始当初は高崎線内でも快速運転を行う列車(高崎線内の停車駅は現在の特別快速と同じ)が設定されていたが、2004年10月16日改正で廃止された。
ダイヤが乱れた場合上記の横須賀線内で通過する4駅に停車することがある。大部分が朝ラッシュ時間帯である。
湘南新宿ライン特別快速(全区間:特別快速)
2004年10月16日運転開始。日中に1時間あたり1本運行されている(2012年現在のダイヤ)。高崎線内は日中の上野駅発着の快速「アーバン」を湘南新宿ラインに置き換えた形で運行されている(ただし、「アーバン」が停車しない北本駅には停車)。北行の1本目が平塚発である以外は高崎駅 - 小田原駅間で運行されている。高崎線内では一部列車をのぞき南行は桶川駅で、北行は鴻巣駅で、それぞれ先を走る上野駅発着の普通列車に接続する。東海道線内では南行は平塚駅で、北行は国府津駅・平塚駅・大船駅のいずれかで、それぞれ先を走る東京駅発着の普通列車と接続する(一部列車をのぞく)。新宿駅 - 小田原駅間の特別快速の所要時分は74 - 78分で、小田急ロマンスカーと同等の所要時分である。平日の北行1本・南行2本と土休日の南行1本をのぞき、籠原駅以南は15両、籠原駅で5両増解結して同駅 - 高崎駅間は10両となる。土休祝日や長期休暇を中心に、土休日ダイヤで2往復が小田原駅 - 熱海駅間で臨時列車として延長運転を行うことがある。この区間の途中停車駅は真鶴駅と湯河原駅のみとなり、早川駅、根府川駅は、快速「アクティー」は停車するが、特別快速は通過する。これは2004年10月15日以前における一部の快速「アクティー」停車駅と同じである。
【埼京線との比較】
湘南新宿ラインは池袋駅 - 赤羽駅間で山手貨物線・東北貨物線経由となるため、同区間では赤羽線経由となる埼京線よりも所要時間がわずかに長い。赤羽駅 - 大宮駅間は浦和駅のみに停車し、宇都宮・高崎線と同じ経路をたどるので、武蔵浦和駅などに停車し、また距離も0.9km長い埼京線より所要時間が短い。ただし、大崎駅 - 池袋駅間の各駅から大宮駅まで埼京線の通勤快速を利用する場合は所要時間はほぼ変わらない。
なお、電車大環状線・列車特定区間(池袋 - 赤羽間)や経路特定区間(赤羽駅 - 大宮駅間)といった特例があり、運賃・料金上では両者とも池袋(赤羽線)赤羽(宇都宮線)大宮として計算することができる。

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