大学時代のW先輩から年末年始欠礼のご挨拶の葉書を頂いていた。
親類か誰かと気にも留めずに居たが、
亡くなられたのは実は奥様であった。
このことを友人のエンピロ君から知らせがあった。
届いていた葉書を良く読むと
『ダキ君に教えられた尾瀬旅行をいつまでも
楽しく話していました。本当に有難う。』
何も言えなくなってしまった。
W先輩夫妻が会津を訪れたのは一昨年の五月の連休も過ぎた頃
夜は奥様と東山温泉に泊まられるということで
昼食にお蕎麦をエンピロ君とご一緒させて頂いた。
(エンピロ君からもつい昨日のような気がします。とメールを貰った。)
案内したのは会津坂下町にある『松林閣』
エンピロ君、ダキ推奨の蕎麦店である。
イワンコロフ君やモスラー君は、同じ発音でも傍聴が多い。
平日のお昼と言う事で名残惜しかったが会食だけでお開きにした。
この時、私はミニ尾瀬公園を勧めた。
五月の連休明けは、ミニ尾瀬公園の水芭蕉、リュウキンカが見頃である。
その他山桜、福寿草、ショウジョウバカマ、早咲きの高山植物が見られる。
千葉の自宅に帰られてから『好かった』と感激されておられた。
W先輩は大学のサークルの先輩でウェルカムパーティの頃からお世話になった。
つぶれて先輩の家に泊めてもらい朝食を頂いて帰ったのも覚えているし
何度もご馳走になった事はいつまでも忘れられない。
上背もあるし、いわゆる人懐こい甘いマスクのイケメン
憧れの先輩に、エンピロとダキは可愛がられて新入生を過ごした。
その奥様が亡くなられた。
W先輩の胸中を察するにあまりある。

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