漱石のぉ〜
は、大学の文学の先生
エンピロ君が真似をして一世を風靡
あの頃、
しか〜しさん、決めゴジラ君、そして
かくして吾が輩の真似までが世に出てしまった。
何せ、その頃、エンターテイメントたるエンピロ君が真似をするのだから
流行らない訳がない。
真似された本人にしてみればあまり気持ちの良いものではない。
えぇ〜、そんな風にしてるかな?
人の真似は頗る似ているのであるから
強ち自分の真似が似ていないとも言えないだろうが、
それにしても自分の真似をされるのはあまりいい気はしない。
ある日、何故エンピロ君は物真似が上手なのだろう?
ふと素朴な疑問がわいた。
答えはエンピロ君の人間観察が他のものより優れているにほかならない。
よし、それならばエンピロ君の物真似をしたら、
それからと言うもの派手なポーズは真似されるので
観察する側に回り、エンピロ君をひたすら観察し続けた。
必ずやヒントはあるはず、多く多用する語句、言い回しは要素チェック
聴く側に回り、観察すれば出てくる、出てくる。
元々、達者であるが口撃しているときは無防備になる。
なるほど、こういうときはこう言うのか、
次第に自分がエンピロ君ではないのかと思えるほど
つまり、エンピロ君に成りきって物真似らしきものが出来るようになった。
ちなみに、友人に披露すると『似てる』の評価を得た。
自信を持った吾が輩は手当たり次第に物真似を開発、
友人たちの脅威となってしまった。
社会人になってからは、専らテレビが題材
森山周一郎『頂に氷河を載せたアフリカの高い山』
難しいと思っていた小林克彦の『おめでとう』
図に乗った私は当時の橋本龍太郎総理の
『我が国の消費税というものが〜』
最近ではある劇団員の物真似が好評なのだが、
おねぇ〜になりきらないといけないので度胸はいる。
物真似の後継者は『あおちゃん』が適任。
AKB48のヘビーローテーションは今ちゃんとやると最高、
朝ドラのマッサンでは、見事に出来立てのウィスキーの香りを
嗅ぐ仕草は絶妙である。
実は、エンピロ君に真似をされ続けたしか〜しさんや決めゴジラ君も
物真似の隠れた名手、A型は観察力旺盛である。

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