主なキャスト
人間
潮田暁(高倉健)第1次・第3次越冬隊員。有能な地質学者。犬係を務める。南極滞在時にボツンヌーテンへの旅に出るが、その復路に犬や越智らとともに遭難しそうになる。犬たちを非常に大切に思っており、犬が置き去りにされそうになったときは必死に阻止しようとした。帰国後、世間の非難とバッシングに晒されるが、一切弁明せずに耐える。北海道大学講師の職を辞し、樺太犬の提供者への謝罪の旅に出る。
越智健二郎(渡瀬恒彦)第1次・第3次越冬隊員。京都大学で研究している。関西弁を話す。温厚な潮田とは対照的に、鞭(むち)を使って調教するなど、犬にはかなり厳しく、潮田から「鬼の訓練士さん」と揶揄されるが、それは犬たちを思ってのことである。南極から帰国後、南極越冬隊での事は一切口にせず以前の仕事に復帰するが、犬たちのことを忘れられずに苦悩する。
小沢大(岡田英次)第1次越冬隊長。
北沢慶子(夏目雅子)越智の婚約者。南極から帰国後に苦悩する越智を支える。
志村麻子(荻野目慶子)樺太犬リキの飼い主。最初、潮田が連れてきた2匹目のリキを受け取るのを拒否するが、のちに許諾し、再び潮田に会いに行く。
堀込勇治(神山繁)第2次南極地域観測隊長。
岩切竜雄(山村聡 )南極観測船「宗谷」船長。
徳光(江藤潤)第2次越冬隊員。犬の世話担当。
戸田(佐藤浩市)第2次越冬隊員。犬の世話担当。
喫茶店のマスター(岸田森)越智の通う喫茶店のマスター。「南極」が禁句のようになっている越智に、潮田が犬たちの飼い主への謝罪の旅をしている雑誌記事を示唆する。
野々宮英(大林丈史、兼・助監督)第2次越冬隊長。
尾崎勇造(金井進二、兼・助監督)第1次越冬隊医師。潮田たちとともにボツンヌーテンの旅に同行する。
長谷川(中丸新将)第2次越冬隊員。
昭和号パイロット(佐藤正文)「宗谷」搭載の軽飛行機DH-2のパイロット。
武井(坂田祥一郎)
梶原博(志賀圭二郎)
第2次越冬隊員。
南極観測船「宗谷」
航海長(寺島達夫)
鶴田功(長谷川初範)第1次越冬隊員。
池内(内山森彦)南極観測船「宗谷」
通信士(川口啓史)
志村真紀(市丸和代)麻子の妹。リキを置き去りにしたことについて潮田を激しく責める。
カトリーヌ(スーザン・ネピア)外国人記者。犬たちを置き去りにした潮田を難詰する。「バートン・アイランド号」艦長(チャールズ・アダムス)「宗谷」を救援するアメリカの砕氷艦の艦長。稚内市長・浜森辰雄公開時の稚内市長だったが、史実では、(本作上の)1958年時点では北海道議会議員で、翌1959年に初当選している。本人の特別出演。
野口(大谷進)
江藤(前島良行)第2次南極越冬隊員(佐山泰三)第2次南極越冬隊員(野口貴史)中村(大江徹)
ナレーション(小池朝雄)

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