うちの最寄り駅は、この沿線で、恐らく最後まで高架にならない。原因はいくつかあって、ホームにどっしりと生えている楠もそのひとつだが、すぐ近くに高速が走っているのに、隣の駅との距離がとても短くて、高速をまたぐことができないのが一番の理由だろうか?とにかく、いまだに反対方向行きに乗る時は、踏切を渡って切符を買わねばならない。
電車通勤になってから、この帰りの踏切を渡る、というのが毎日の嫌なルーティンになっている。夕方のラッシュ時、各停しか止まらない駅、通過列車は特急、通勤急行、そして反対方向行きの各電車。ひどい時は自分の乗ってきたのを入れて5台通り過ぎるのを、駅横の踏み切りで待つことになる。ようやく踏切が開いた頃、次の各駅停車がそろそろ到着する。
同じ電車を使って、大学に通っているお兄は、今日こんなことを言ってた。
「駅前の踏み切り待つのが嫌やからな、ばーちゃんとこの向こうの7-11あるやろ、あの先の道を通って帰ってきた」
つまり、踏切を渡らず反対方向に向かっていき、時間つぶしをしてふたつ!先の踏切を渡って帰ってきた、ということらしい。地図を書けないのでわかり辛いのだが、線路沿いに歩いたのではなく、大回りをして余分に歩いて帰ってきているわけ。これって、いらち(大阪弁です。せっかち、に近いかな?)なんだろうか?
とーちゃんが、渋滞の高速を通るのが嫌で、ぐるぐると地道を大回りして走ってるのとよく似てるよな。結局時間は同じだけかかっていて、ガソリン代は明らかに高くついてるのに、ストレスは少ないので、こちらの方がいいそうだ。同じA型、性格も似てるのかも。
ちなみに、私はひとつ先の踏切まで線路沿いに歩いて、すこし待ってから渡ります。

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