こっちゃんの個人懇談で、早帰りした。
担任の先生は、とてもいい先生なので、彼女の抱えている問題について、私も頭が痛く、肩身が狭い思いで教室に向かった。
案の定、忘れ物と宿題についての苦言が先生から出た。ただでさえ、ほとんど学校のことはほったらかしている母なのに、この春から「いってきます」も聞かずに先に出勤するので、どういう状態になっているのか、想像も付かない。でも、考えられる最大級のランクで、忘れ物は多いようだ。学習面では、宿題をやってこない、忘れる、ノートを忘れる、などが、直接響くので、今はまだ何とか付いていってるが、これからが厳しくなりますよ、と言われた。でも、どうすればいいのかは先生もわからない、とおっしゃってた。「僕も毎日言ってるんですけどね。」はあ、毎日ですか、すみません...
最も得意と自認している国語も、出遅れるととたんにやる気を失い、もともと苦手な漢字だけならともかく、大好きだったはずの暗唱すら、ビリに近いところをさ迷っている。
ただ、さすがは先生。悪いところだけじゃなく、いい所も挙げて下さった。彼女は、友達関係があっさりしていて、女の子より男の子と遊ぶ方が楽しいようだが、だれにでも公平で、クラスで孤立していた女の子に何かと気を配ってくれているので、僕も非常に助かっています、とのことだった。ああ、ありがたい。そんな所が彼女にあるなんて、信じられないような気もするけど、その子の話はちらりと本人から聞いたこともあるので、そうなのかもしれない。
とりあえず、末っ子よ。今日から、宿題だけはちゃんとやって行ってね。

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