前夜、ばーちゃんからしきりに、
「無理しないで3日に帰れば?」
といわれたのは、高速の通行止めが相次いだり、雪の予報が出ていて心配だったからだと思うのだが、こちらは4日の冬フェスのこともあり、嵐のように出てきた留守宅が、どうなってるかも気にかかり、予定通り2日の朝出発することにした。
あいにくの雨。ご近所のおばあちゃんが亡くなって、この日がお通夜だったのだが、一人では出かけられないばーちゃんは、朝のうちに自宅にお悔やみに行くことにした。とーちゃんは運転手。距離にして300mのご近所なのだが、歩いてはよう行かん、という。年末に圧迫骨折してて、腰が痛いので、服も黒い普段着で失礼する、と。
だんだん一人にしておくのが心配になってきた。帰宅して一緒にお風呂に入っていた時、こっちゃんが、「お母さん、あの安全を確認できるポットがあるやん、あれおばあちゃんとこに買ったら?」彼女もちびなりに心配してるようだ。ただ、あのポット、冬の間は役に立たんような気がする。だって、石油ストーブの上にやかん置いて、お湯沸かしてるんだもん。
ばーちゃんが見送ってくれる中、お餅と残りの食材と、休み中に出たゴミを分別した袋を車に積んで、出発。ゴミステーションへも遠い、というので、自分達の出したゴミは持ち帰り。
晴れているのに雹のような霰のようなものが降ったり、大雨になったり、めまぐるしく変わる天候の中、最初はスムーズに進んでいたものの、岡山辺りから車の総量が多くなり、予想できたとはいえ、神戸JCTでは25kmの渋滞。思いついて、「フェスの帰り道通ってみたらどない?」と提案すると、最初は同意しなかったとーちゃんが、突然進路変更。結果的に、どちらが早かったかは不明だが、止まったり走ったり、横入りする車や路肩を走る車を見たりするストレスよりは、走ってる方が気が楽だったようだ。
帰宅したら、想像してたとおり、ゴミためみたいな部屋で、おっきいのんが二人寝っ転がってTV見てた。晩ご飯の片付けもせず、食卓の上にお茶碗とお皿が乗っかりっぱなし。ああ、やっぱり私、こっちに居った方が良かったかなあ・・・早くも目の前が暗くなるような年明けの我が家だった。

0